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2012年11月27日(火)

「甲子園のマウンドで…」

先月下旬に行われた高校野球秋の東海大会。来春のセンバツ出場権のかかったこの大会の取材に行ってきました。優勝した県岐阜商と準優勝の菰野は、センバツ出場に大きく近づきました。

準優勝の菰野は夏には過去2度甲子園に出場していますが、センバツの出場回数はゼロ。来春のセンバツに出場することになれば、初出場になります。

センバツ出場をかけた大一番、市岐阜商戦の先発マウンドに上がったのがエースナンバーを背負う山中亨悟投手(2年)。山中投手は8安打を浴びるも2失点に抑え、先発の役割を果たしました。(7回コールド勝ち)

そんな山中投手の好投をベンチから見守っていたのが、同じく2年の浦嶌颯太投手。
MAX151キロを誇る逸材ですが、現在はフォームを崩していて公式戦での登板は遠ざかっています。

試合後、「情けない気持ちでいっぱい。山中が苦しんで1人で投げてくれて…」と語った浦嶌投手。入学当初から切磋琢磨してきた2人だけに、浦嶌投手は責任を感じていました。潜在能力は高いだけに戸田監督も、「浦嶌が本調子に戻ってきてくれたら、鬼に金棒」と大きな期待を寄せています。

「今の状態ではムリだけど、甲子園のマウンドに立ちたい。
山中に負けないくらいのピッチングがしたい。
ファールもさせないストレートを投げたい」と、強い想いを抱く浦嶌投手。

甲子園に連れてってもらった分(まだ決定ではないですが)、様々な想いを胸にこの冬練習に取り組み、センバツでは一回り成長した姿を見せてくれることでしょう。さらには山中投手とのエースナンバーをかけた熾烈な競争も楽しみです。