spoken!

2007年02月27日(火)

キッズアスリート・プロジェクト

陸上のトップ選手と日本陸連が始めた「キッズアスリート・プロジェクト 夢の陸上キャラバン隊」が愛知県豊橋市の小学校にやってきました。アテネ五輪代表の室伏由佳選手や中田有紀選手など日本を代表する5人のアスリートが子供たちに陸上競技の楽しさを伝え、一緒に汗を流しました。

陸上競技というと“つらい、単調、つまらない”などマイナスイメージがありますが、そんなことはないんです。選手たちが円盤投げやハードルなど専門種目を披露すると、その迫力を目の当たりにした子供たちからは驚きと感動の声があがりました。そして子供たちの選手を見る目がパッと輝き出しました。選手に直接教えてもらう時間もあり、子供たちは大喜び。陸上を心から楽しんでいる様子で、取材している私も何だかうれしくなってしまいました。アスリートの凄さを体感し、身近に感じることは子供たちの”スポーツ離れ“に歯止めをかけるきっかけにもなると思います。

私はふと夫である青戸慎司(陸上短距離ソウル、バルセロナ五輪代表)がかつて話していたことを思い出しました。青戸が高校1年生の時、全国大会に出場していた山内健次選手(ソウル五輪代表)を高校の先生が紹介してくださったそうです。山内選手にサインをもらった青戸は、毎日それを眺めては「いつか山内選手のように速くなりたい」と思っていたとか。
そして5年後、青戸はソウル五輪の代表になりました。あの山内選手と一緒にリレーに出場することになったのです。”憧れの存在“だった選手と同じ舞台に立てた喜びはとても大きかったといいます。今回の「キッズアスリート・プロジェクト」でトップアスリートと触れ合った子供たちの中から、将来日本を代表する選手が誕生するかもしれません。個人的には日本代表までいかなくても、笑顔でスポーツを楽しんでくれる子供が一人でも増えてくれたらいいなと思います。

2007年02月22日(木)

メンボ

右目に「メンボ」ができた。「メンボ」とはこのあたりの方言なのか分からないが「メバチコ」とか「モノモライ」とか???まぶたが赤く腫れあがるいわゆる「アレ」である。痒くて痛い、しかも腫れていて視力は低下している上に、遠近感も狂い気味…

当然はかどらない仕事にイライラしていた時、ハンマー投げの室伏広治から電話があった。なんの用事だったかは忘れたが、私の「メンボ」話が大部分だった気がする。

2日前に年甲斐も無く徹夜したことが、「メンボ」になったのでは?という私の仮説に彼は真剣に答えてくれた。「体が疲れていることを教えてくれてるんですよ、しかも反応が早いという事は健康な証拠じゃないですか」と。さらには「そういうものが治る時というのは、治そうとする新たな力が生まれるわけですからエネルギーが出てますよ」と。 痛くて痒い「憎い」メンボがちょっぴり「愛しい」と感じてしまったのは私だけだろうか‥‥

2007年02月20日(火)

やっと完成

元グランパス森山泰行が男泣き!現役時代は練習でも他の選手と比べプロ意識は高く、仲間とつるまない一匹狼、いつも記者を寄せ付けない独特のオーラをだす異色の選手だった。取材するにも近寄りがたく苦労したことが今、懐かしく思う。そんな森山が04年に現役引退。翌年 地元岐阜にある「FC岐阜」に選手兼コーチで復帰した。森山の掲げた目標は「地元岐阜からプロチームを誕生させたい」そんな思いに引かれ取材は始まった。

チームは森山の加入からわずか2年、劇的に戦う集団へと変貌し今シーズンはJ2の下、JFL(日本サッカーリーグ)のステージで戦うまでに成長した。これまで取材したテープは200本。名古屋から岐阜に通った回数は数え切れず‥
しつこく密着することから選手からは「岐阜に住んだら」とまで言われた。そしてついにこの膨大な素材を放送できることになった。森山の苦悩のスタート、快進撃を続ける監督采配、県民の切なる願い。この昇格の裏には、男たちの激動のドラマがあった。チームワークとは何か?仲間とは何か?すべてをこの一時間に集約した。不眠不休で仕上げました。是非ご覧下さい。

2月28日(水)25:48~25:43
メーテレ・ドキュメント
FC岐阜 昇格の瞬間(とき)
~男たちはJの扉を開けた~

2007年02月15日(木)

データマン!?

私が「光る!スポーツ研究所」の番組AD(アシスタントディレクター)としてスポーツ部へ配属されてから約2ヶ月が経とうとしています。「光る!スポーツ研究所」という番組は、スポーツの身近な疑問を検証する「研究コーナー」が番組の中心なんですが、ADである私が番組づくりにあたって最も大変な作業と言えば…それはデータ収集なんです!!

つい先日、某テレビ局の番組でデータの捏造という大問題が起こりましたが、スポ研ではそのような事がないよう、正確かつ確実なデータを出しています。データは様々なスポーツの公式記録集や選手名鑑、インターネット、時には電話などを用いて作成していきますが、その作業はどんな場合でも最初は全て手作業が当たり前。スポーツ部のディレクターに調べてほしい内容を詳しく聞き、そこから作業が始まり、調べてから完成させるまでにはデータはものすご~い量に!!そして何より時間がかかってしまい、ついつい夜中まで作業してしまうなんて事も…

最近、よく書く漢字が「正」という字。この歳になってこんなにいっぱい「正」を書くなんて想像もしていなかったんですが、調べていくうちに色々と詳しくなっていく自分もいたりして結構楽しいものなんですよ!!(自己満足ですけどね) これからもメ~テレスポーツ部の「データマン!?」として影ながら番組づくりをバンバン支えていきたいなあと思っています。

2007年02月13日(火)

バスケットボールの未来

先日メ~テレでバスケットボールの中継を放送しました。三菱電機対アイシン、ともに愛知県を本拠地にするチーム同士ということでお客さんの入りも良く、会場は結構盛り上がっていました。
しかし、日本バスケットの現状は野球やサッカーと比べると非常に厳しいです。いくらお客さんが入ったと言っても、多くて3000人ほどしか入りません。なぜバスケットはそれほど盛り上がらないのか?

解説の後藤正規さん(元日本代表の名シューター)はルールを変えるべきだと言います。現在のルールではコート上に外国人選手は2人までOKなのですが、常に両チームあわせて4人の外国人がいるため、どのチームも得点は外国人にかなり偏っています。(ちなみに平均得点のトップ10は全員外国人選手で、日本人はいません。)
つまり日本人選手がたくさん得点をとって活躍することがそれほどありません。後藤さんはこのルールを変えてほしいと言っていました。外国人を1人にするか、もしくは無し。確かに外国人がいることによってダンクなど派手なプレーを見ることができますが、それよりも日本人選手が活躍する姿が見たいと僕も思います。

来シーズンから新リーグが立ち上がりますが、バスケットファンのみならずスポーツファンにとって見ごたえのあるリーグになることを期待します。