spoken!

2012年08月27日(月)

「背番号」

問題です。
過去の中日ドラゴンズの選手で背番号29といえば・・・
鈴木孝政投手、与田剛投手、前田幸長投手などが有名ですが、
この3人に共通することは何でしょう?

去年リーグMVPを獲得した浅尾投手不在の中、
今シーズンも優勝争いを繰り広げるドラゴンズ。
ルーキーの田島投手、新外国人のソーサ投手と並んで
プロ11年目の山井大介投手が浅尾投手の大きな穴を埋めています。
これまでプロ生活のほとんどを「先発」として過ごしてきた山井投手。
今シーズンは初めて「リリーフ」に専念することになったにも関わらず、
自己最多登板数を更新するなど、結果を残しています。
山井投手のそんなリリーフとしての適性を見抜いたのが
スカウトの頃から山井投手を見続けてきた近藤投手コーチです。
誰もがうらやむようなすごいボールを持ちながら、
どちらかというと考えすぎてしまう山井投手。
その性格を踏まえた上で近藤コーチは、試合展開によって突然出番のくる、
考え込む時間のないリリーフに起用したのです。
そしてこの起用が大当たり。
今では山井投手本人も「リリーフに向いてるかも・・・」と自信をつかんでいます。
一方、近藤コーチは山井投手の活躍に
「彼の能力からしたら、これぐらいは普通。それだけの選手だよ」と一言。
山田監督、落合監督と一流のプロ野球の先輩から才能を高く評価されながら
殻を破れなかった山井投手がリリーフになることで果たした覚醒。
適性を見極めることがいかに重要かが分かりました。

ところで冒頭の問題の答えですが・・・

正解はリリーフ投手として活躍した、でした。

現在ドラゴンズで29番をつけているのは、もちろん山井大介投手。
本人も「大好きな番号です。」という背番号29。
もしかしたら山井投手がリリーフとして活躍するのは決まっていたのかもしれません。

2012年08月27日(月)

「最初で最後の手紙」

創部66年目で初の甲子園出場を果たした松阪高校。
県内有数の進学校である松阪は文武両道を掲げており、平日の練習時間はわずか2時間。
そのためジャグリングやスラックラインを行い集中力を高め、練習の効率化を図っている。
そしてエース竹内投手を中心とした守り勝つ野球で初めて三重の頂点に輝いた。

そんな松阪高校は甲子園の初戦で岡山の倉敷商業と対戦し、8対3で敗れた。
試合当日の朝、竹内投手は松葉監督から一通の手紙をもらいました。
それは高校生活最初で最後にもらった手紙でした。

「みんなを、先生を、夢の甲子園に連れてきてくれて本当にありがとう」
「初めて立つ甲子園のマウンドに喜びを感じ、威風堂々、全身全霊で投げ込んでください」
など、手紙には松葉監督の感謝の気持ちなどが綴られていました。

その手紙を甲子園に向かうバスの中で読み、彼は1人で泣きました。
周りの仲間にバレないように堪えていたものの、涙が出てきてしまいました。

大会が終わり家に帰ってからも、何回も読み返しているとのことです。

プロ志望届を出す予定の竹内投手。
プロの世界に飛び込んだとしても、飛び込めなかったとしても、彼の人生には欠かせない大切な宝物になるのではないかと感じました。

2012年08月16日(木)

『生きる伝説』

4年に一度の祭典、ロンドン五輪が閉幕。
2週間に及ぶ激戦が幕を閉じた。

日本は過去最多38個のメダルを獲得。
若年層の選手の出場が多い中、大健闘だったと思う。
4年後のリオでは、新星が現れるのか?連覇などの記録が更新されるのか?
今から楽しみでならない。

そんな中、『オリンピック』でやはり注目を集めるのがウサイン・ボルト選手。
今や、『生きる伝説』とまで言われている。
かつては、陸上短距離といえば、カール・ルイスというイメージで
カール・ルイスを超える選手なんているのかな??と思っていたが、超人は現れるものだ。

ボルトの記事で面白いコラムを見つけた。
「ボルトの9秒58は、予想より40年早い記録」
専門家が、これまでの世界記録の更新ペースを元に推計したところ、9秒65~9秒50のタイムは、2050年ごろ出るはずだった。
それをボルトは、40年も早く更新してしまったのだ。
そして、もう一つ驚いたのは、ボルトは100mをわずか41歩で走りぬく。
身長が196cmだからとは言え、この歩数には驚いた。

さらに、専門家の分析だと、近いうちに
9秒2~3が出るのではないかと言われている。

『生きる伝説』ウサイン・ボルト
彼はどこまで速くなるのか?人間が100mを8秒台で走る日は来るのか?
4年後さらに成長した超人、ウサイン・ボルトの活躍が楽しみでしょうがない!

2012年08月06日(月)

「でも・・・DFですから」

 ケガや、コンディション不調などで、出場できない選手が多数出ている名古屋グランパス。前線の選手の不在に、指揮官が打った奇策はDF闘莉王選手の1トップ起用。最終ラインで守備の要となっていた、闘莉王選手。最前線で、今度はまさかの攻撃の要としてスタメン出場。奇策にもほどがあると思いたくもなるが、これが、はまってしまうから凄い。8月4日の神戸戦。1トップに入った闘莉王選手、試合開始わずか2分で先制ゴールをあげると、この日は、ハットトリックどころか、4得点と大爆発。
 試合後のインタビュー、「一試合4得点っていうのは、初めてではないですか?」と質問された闘莉王選手。「俺、ディフェンダーですから」と苦笑いのような照れ笑い。そういえば、そうでした。すっかり忘れていましたが、ディフェンダーでしたね。超攻撃的DFといわれる闘莉王選手ですが、そのうち、めちゃくちゃ守備の巧いFWと言われる日がきたり・・・は、しませんね。