spoken!

2009年05月26日(火)

番組マスコット『スポ犬』誕生秘話

4月から番組の新メンバーとなったスポ犬のムーくん。
どうしてスポーツ番組なのに犬がいるの?な~んて疑問は持たないでくださいね。
ムーくん出演のきっかけはホントにたまたま。
番組はちょうど4月からの改編の時期、『スポケン!』も6年目を迎え、何か新しいことを考えていかなければいけない時期でした。

居酒屋での犬トーク、飼い主たちの我が家の犬自慢大会の中で出た一言、「スポケンでしょ?スポ犬って事でウチのワンちゃん出してよ!ワハハハ!!」これが発端。
その時はダジャレかよ!っスルーしてたのが・・・よもやの採用。タイミングが合ったんですねぇ。
動物は数字(視聴率)とるよ!なんて話しもあり、ソフトバンクの「お父さん犬」みたいに人気が出ちゃうかも!?
みたいな・・・まあとにかく始めなければ何も起こらないとうことで本格的に話しは進んでいったんです。

毎回の収録で動物が来るとなると準備だけ大変じゃないの?
おしっこはどうするの?吼えたり、噛んだりしないの?なんて心配もありました。
ところが、ムーくんは全くその心配は無用でした。
ムーくんは大勢のスタッフ、カメラを前にしても全く動じることナシ!
吼えない!噛まない!動かないでと言ったらホントにその場でじっとしてるんです。
最近では自分の出番がわかっているのか、収録終了の「はいOKです!」の声で自らスタスタと帰っていくなど、堂々たるもの。ほんとビックリするくらいおりこうさんなんですよ。

そして、一番のムーくん効果がスタジオの雰囲気をつくってくれること。
まわりにいるみんなをとっても和ませてくれるんです。
放送ではちょこっとしか映っていませんが、スタジオの隅っこにいるムーくんの名演技に注目してくださいね。
そんなムーくんの携帯用待ち受け画像が今大好評!!
スポケン!携帯サイトで配信していますのでみなさんもダウンロードしてみてください。

2009年05月19日(火)

百見は一聞に如かず?

私は記者として中日とゴルフの担当をしていますが、高校野球、全日本大学駅伝といった単発モノの時期には、臨時でそちらに駆り出されたりします。また、それとは別に、メ~テレが昔から関わってきた「バスケットボール」も、自分が中学から現在まで続けている事もあり、毎年「スポケン!」で企画を出したり、ニュースで出稿したりしてきました。

この地方でバスケットボールと言うとJBLで連覇を果たした「アイシン」や「三菱電機」が有名で、日本一をかけた戦いを取り上げる事が多かったのですが、忘れてはならないのが、高校女子の名門「桜花学園」です。前身の名古屋短期大学付属高校、通称「メイタン」時代から何度も日本一に輝いている全国屈指の強豪校です。そんな桜花を、これまでニュースとしてしか取材する事なくスポーツ部3年目を終えようとしていたのですが、ついに「スポケン!」のネタとして取材する事になったのです。

全国トップに君臨する高校と言えば「怖い先生」、「厳しい練習」、「社会人もビックリの上下関係」などが頭に浮かびますが、取材に行ってまず驚いたのがチームの雰囲気でした。とってもアットホームな雰囲気で、先輩・後輩の関係も緩すぎず、厳しすぎずで、本当にいい感じなのです。それから、チームを率いる井上先生。どっしりとした貫禄ある外見や、試合中の激しいゲキなどから、とても怖い印象を持っていたのですが、これまた見事に覆されました。選手たちに聞いても「練習中は怖い事もあるけど」という声もありましたが、それはどこでも当たり前、ほとんどは「優しくて、お父さんみたい」という意見ばかり。本当に選手を大切にする温かさとバスケへの情熱が伝わってくる先生で、また、取材に伺った私に対しても、とても親切で、そして協力的に接してくれました。

取材でこうした経験をするたびに、「百聞は一見に如かず」という言葉が身にしみます。

「人の何百のうわさより、一度自分の目で確かめなさい」という意味の言葉なのだが、「見る」事が多い我々の仕事、見た情報だけで、知らず知らずの内に頭の中でイメージができ上がっている事があります。しかし、いざその人に取材で会ったり、話したりしてみるとイメージと真反対(良くも悪くもですが)だったりする事があるものです。私たちの場合、さしずめ「百見は一聞に如かず」かもしれませんが、視聴者にかわって、現場に足を運ぶ事の大切さを感じさせられた出会いでした。

ちなみに、「桜花学園」の企画は6月に放送予定です。

2009年05月12日(火)

グランパスACL予選突破とマヤサヤ

グランパスがAFCチャンピオンズリーグのグループステージをみごと1位通過しアジアのベスト16に勝ち上がった。次は6/24にアントラーズか韓国の水原ブルーウイングスとベスト8をかけて瑞穂で戦う。メ~テレで中継する予定だ。アジアNo.1になれば12月にアラブ首長国連邦で開かれるFIFAクラブワールドカップに出場できる。がんばれ名古屋グランパス!!

話は変わってこのまえ7月のローマ世界水泳に出場するシンクロの木村真野、紗野選手の壮行会があった。日本期待の双子アスリートだ。シンクロのアスリートを見て感じることは、彼女たちは「新しい人類、まさに水生の哺乳類」に進化する過程にあるのではないかということだ。水泳のアスリートもそうだが特にシンクロの選手は、人より速く走る、重いものを持ち上げる、上手く歌うなどという人類がもともと持っている能力とは別次元の世界でパフォーマンスしていると思うのだ。それは海に帰っていった多くの哺乳類の進化の道と似ている。(数千万年前にクジラが、数百万年前にアザラシが、そして数万年前にラッコが海に帰り適応し、水生哺乳類として進化した)何をアホなこと言っとるとお叱りを受けるかもしれないが、現にフランスのヴィルジニー・デデュー(2003、 2005世界水泳シンクロソロ金メダリスト)はノーズクリップを付けずにパフォーマンスできた。またフリーダイビングのジャック・マイヨールの脈拍は酸素消費を抑えるために深海では極端に少なくなっていた。そのうちにゴーグルなしでも水中で視力を維持できるスイマーやシンクロアスリートがきっと現れるに違いない。

ローマで人魚となれ!マヤサヤ!!

2009年05月05日(火)

足の重要性

プロ野球が開幕してから1ヶ月が経ちました。
僕が主に取材する地元の中日ドラゴンズは例年と比べ、ここまで苦しい戦いが続いています。チームを預かる落合監督はその原因を「まだ選手の足が動いていないから」と話しています。そんな中、この「足が動く」ということの重要性をリードオフマンの荒木選手が教えてくれました。
簡単に言うと『ただ走れればいい訳ではない』という事。

実際、僕が見る限り選手の足がプレーの中で動いていない、という印象はまったくありません。荒木選手も普通にプレーをするだけなら「何の問題もない」と言っています。ただ、「まだ自分本来のプレーではない」とも。

ところが見た目ではその違いが分からないらしいのです。選手本人の感覚の世界なので・・・。例えばファインプレー。
届かないと思ったものが捕れたりすることがあるそうで、その時に「足が動いている」実感があるそうです。

しかし、僕達から見ればファインプレーはどれもすごいプレーに見えてしまう。
つまり、足が動いてのファインプレーかどうかは分からないという事なんです。
まさに感覚の世界なんですね。

荒木選手によれば、走攻守すべてにおいて足が動くことは重要で、動くか動かないかによって結果に大きな影響がでるということです。
それだけに常に「足が動く」状態にしておきたいそうですが、連戦の疲れや怪我など様々なものが原因となって簡単にはいかないとか。
選手の好不調の波はこの辺に関係がありそうです。

ちなみに荒木選手は守備の時ファーストのベースカバーへ全力で走り、少しでも「足が動く」状態に近づけようとプレーしています。
もし、ナゴヤドームで野球を見る機会があったら、打球ばかりではなく、ベースカバーへ走る荒木選手を見てみるのもありではないでしょうか。