spoken!

2012年05月22日(火)

「会話」

4月15日、21日とプロ野球中継でドラゴンズ前監督の落合博満さんに
解説をしていただいた。
チームを8年間でリーグ優勝4回、日本一1回に導いた
「オレ流」と呼ばれる名将の考えに触れ、
そのシンプルさに改めて驚いた。例えば・・・

「ファーストストライクが一番甘い確率が高いから
バッターが全部初球を打って27球で試合が終わってもいい。」
「バッターのタイミングが合っていないのだから
同じボールを続ければいい。あえて見せ球を投げる必要はない。」など

誰もがそう思っていても出来ないことを「やればいい」と
言えてしまう決断力。
最高の結果を出せる理由が少し分かった気がした。

実は落合さんが監督をやられている時、
取材という形でインタビューをお願いしたことはあっても
個人的にお話をすることはなかった。
そのため、一般的に言われている落合さんのイメージのみが
頭の中にあった。
しかし、今回仕事を一緒にさせていただいて「会話」の
重要性に改めて気付かされた。
やはり物事はひとつの方向からだけ眺めてはいけない。
人と人は「会話」をすることで理解するのだと。

少なくとも落合さんがおしゃべり好きだという事が
ハッキリと分かったのだから・・・。

これからは「分かっているはず」ではなく、
改めて「会話」をしていこうと思っている。

2012年05月21日(月)

「自分の力を信じる力」

7月27日に開幕するロンドンオリンピック。
4年に一度の大舞台に挑む、フェンシング女子サーブルの中山セイラ選手。

去年、全日本選手権で2連覇を果たし、
10月に行われた世界選手権ではベスト16入り。

最新の世界ランキングで32位。上位12選手を除いた後に2枠が与えられるアジア・オセアニア枠に入り、ロンドンへのキップを手にした。

先日インタビューさせてもらう機会があった。

そこで一番印象に残ったが、
「自分の力というのを信じ切れていないんですよ。
その力を、自分の力を信じる力というのがすごい必要なんですよね」という言葉。

アジアトップクラスの実力を持ち、
世界ランキングでも32位に位置していながらも、自分の力を信じ切れないという。

メンタルの部分をこれまでずっと課題にしてきている中山選手。
今は自分に自信が持てるように、練習を積み重ね、自らを徹底的に追い込む日々。
しかし自信を持とうにも、中山選手にとってはとても難しいとのこと。自信が持てるように毎日戦っているという。

ロンドンオリンピックまで、残された時間はあと2ヵ月。
自分の力を信じる力を持てた時、夢舞台でのメダルはそう遠くないだろう。

2012年05月07日(月)

「験担ぎ」

『験担ぎ』にも人それぞれ、色々な種類がある

◆陸上・金丸選手の『金丸ダンス』
スタート直前に両手を広げてピョンピョン跳ねる動作
◆フィギュア・小塚選手の『くるくるポン』
演技直前に佐藤コーチに背中をさすってもらう
◆フィギュア・村上選手の『おまじない』
演技直前に、胸に手を当て、おまじないを呟く

他にも試合前は、必ず焼肉を食べるとか、必ず決まったアクセサリーを身に付けるとか
お風呂に入るとか・・・。
あ!バッターボックスに入る前に腕立て伏せ5回やる選手もいた!笑

例え縁起物だとは言っても、選手を落ち着かせたり、奮い立たせてくれる大切なもなのだ。

そこで、私が最近取材している、トヨタ自動車陸上部(長距離)の宮脇千博選手に
『験かつぎ』があるか聞いてみた。
ワクワクしながら返答を待っていると・・・

『赤い靴下です!』

予想以上に可愛らしい返答で、少し笑ってしまったのだが、試合のときは必ず履くそう。
これは高校時代からずっと続けている事らしく、試合前になると無意識のうちに赤を選ぶんだとか。

宮脇選手は、今急成長中で、ロンドン五輪出場が期待される選手。
彼の『赤い靴下』がロンドン五輪の舞台で見れるように願うばかり!

色々な選手の『験担ぎ』を見つけると、競技をより楽しめること間違いなし!