北アルプスの槍ヶ岳近くで女性登山者が死亡 単独登山で凍死か 秋の北アルプスで遭難事故が頻発

2023年10月8日 00:13
 岐阜県高山市の北アルプスの登山道で登山者の女性が死亡しているのが発見されました。

 7日午後0時45分ごろ岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂の槍ヶ岳南方にある飛騨乗越付近の斜面で、男性登山者が雪に埋もれている人を発見し、登山指導センターに通報しました。

 午後3時30分ごろ、駆け付けた山岳警備隊員が女性を発見しましたが、その後、死亡が確認されました。

 女性は、愛知県尾張旭市の会社員、井上愛さん(49)で、死因は凍死とみられています。

 警察によりますと、井上さんは、上が白で下が灰色のウインドブレーカーに紫色の長袖シャツ、登山靴を履き、1人で登山に来ていたということです。

 事前に提出された登山届では、井上さんは4日に新穂高から入山し、13日に上高地で下山する計画を立てていました。

 井上さんが見つかったのは、小さな石などが多い礫場と呼ばれる標高約2950mの登山道で、付近では、5日から6日にかけて雪が降ったということです。

 北アルプスでは、9月から10月にかけて、登山者が亡くなるケースが相次いでいます。

これまでに入っているニュース

もっと見る

これまでのニュースを配信中