最強の日本柔道 その陰に「分析チーム」の存在

2021年08月01日 00:26
きょう全ての種目が終了した柔道。日本のメダル獲得数は、金9個、銀2個、銅1個。 金メダル9個は、五輪史上最多の記録となりました。 なぜこれほど日本は強かったのか、ロンドン五輪銀メダリスト・杉本美香さんにお聞きしました。 ■最終種目 混合団体 銀メダルの結果について 杉本さん) (混合団体は)銀メダルだったんですが、個人競技とみられている柔道の選手たちが一致団結して、 1人のミスをカバーしながらという、本当に思いやりが詰まった柔道が団体戦だったと思います。 板倉) 決勝はフランスとの戦い、新井選手、向選手と立て続けに負けてしまいましたが、その後の素根選手が1本取り返しました。 ただやっぱりフランスが強く、ウルフ選手、芳田選手が負けてしまい、日本は銀メダルとなりました。 高島さん) 杉本さん、改めてこの決勝戦はどうご覧になりましたか? 杉本さん) 先鋒のアグべニュー選手が、すごく勢い、流れを作ったなっていうところが一番注目するところですね。 アグベニュー選手は、ステップであったり、リズムであったり、ちょっと独特な選手なんですが、 組手も上手で流れを持っていかれましたね。 高島さん) ただ、新井選手は個人戦では本当に死闘続きで、やはりそこからの回復というのも難しい面もあったんでしょうか? 杉本さん) 体も絶対にきつかったし、メンタル面でもきつかったと思うんですけれども、やっぱりチームのためにっていう、 すごく団体戦が好きな選手たちだったので、勝ってほしかったです。 高島さん) そして、素根選手は一戦目から本当に強く勝ち続けました。杉本さんも同じ階級の選手でしたが、 体格で勝る外国人選手に勝つポイントというのはどういったところでしょうか? 杉本さん) 素根選手はすごく組み手が上手で、その組み手が勝ちにつながったんじゃないかなと思いますね。 決勝戦なんですが、相手の選手は襟を右手で持っているんですが、素根選手は、下から相手選手の袖を持とうとしてたんですが、 いざ投げる直前で組み手を変えて上から持って、相手に体重をかけたんですね。 そして体重をかけて抜いた瞬間に、反動を使って大内刈りにいってるのでポイントが取れたんです。 ■コマツ女子柔道部 杉本監督から見て 所属する芳田司選手の戦いぶりは? 杉本さん) 本当によく頑張ったと思いますし、何か答えを見つけないと、その答えが出ないかぎり次のステップに行かないっていうような 本当に柔道に対してすごくストイックな選手なんですね。 でも、普段はすごくかわいらしい普通の女の子で、すごく天然なんです。 高島さん) 団体戦でも「私がなんとかするんだ」っていう気迫を感じる戦いぶりでしたが、いまどんな言葉をかけたいですか? 杉本さん) もう言葉っていうよりかは、本当に悔しがってるので、少し休みをあげて、そこから次のことを考えたりとかさせてあげたいなと。 ■史上最多 金メダル9個 強さの秘密は? 杉本さん) サポート力がすごくあるんです。日本には分析のチームがあって、選手の細かい技の癖などを研究してくれて、それを現場のコーチや 選手たちに伝えてくれてますね。 体で感じたことをすぐ動かせるようにするための練習などもしますが、それを体に染み込ませるために分析をしてくれる人たちがいる。 高島さん) 最後に杉本さんが個人戦で魅力的だった、気になった選手をお願いいたします。 杉本さん) メダルを取った選手も原沢選手も向井選手も田代選手も本当にやってきた過程は完璧だなと思うんですけど。 私が名前を挙げるとするなら、大野選手と浜田選手です。 もうベテラン勢の頑張りに、すごく刺激をもらいました。

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