金正恩総書記も弔問 朝鮮労働党の重鎮 金己男氏が死去

2024年05月08日 17:20
 北朝鮮メディアは朝鮮労働党の宣伝扇動部長などを務めた金己男(キム・ギナム)氏が死去し、金正恩総書記が弔問に訪れたと報じました。  8日付の朝鮮労働党の機関紙は、党副委員長や宣伝扇動部長などを務めた金己男氏(94)が7日、多臓器不全で死去したと伝えています。  金己男氏は金総書記の祖父の故・金日成(キム・イルソン)主席の時代から3代にわたって体制を支えた人物で、8日未明には金総書記自ら弔問に訪れたほか、葬儀委員会委員長として国葬も取り仕切るということです。  韓国メディアは金己男氏を「3代世襲を支え金一族の偶像化に貢献した人物」と紹介し、北朝鮮の体制宣伝で主導的な役割を果たしたことから、ナチス・ドイツの宣伝相になぞらえ「『北朝鮮のゲッベルス』と呼ばれた男が死んだ」などと報じています。

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