国内最大級「アルペンナゴヤ」開業へ サッカーコート1.5面分、体験型の売り場に注力

2024年3月27日 19:18
日本最大級という売り場面積を持つ「アルペン」の新店舗が29日、名古屋・栄にオープンします。激戦区に巨大な店舗を構えたその狙いとは?
上坂嵩メ~テレアナウンサー:
「名古屋栄のナディアパークです。建物の柱など装飾が黄色から青に一変しました。中は一体どのように変わったんでしょうか」

 去年6月、27年の歴史に幕を下ろした「ロフト名古屋」ですが3月29日、その跡地にスポーツ用品などを扱う「Alpen NAGOYA」(アルペンナゴヤ)がオープンします。

 名古屋に本社を置く「アルペン」が展開する“都市型旗艦店”で、サッカーコート1.5面分という“日本最大級の売り場面積”と約30万点という圧倒的な品ぞろえを誇ります。
 

ドラゴンズのレプリカユニホーム

6つのフロアで構成
 5階から地下1階の6つのフロアで構成されていて、ゴルフ用品からキャンプ用品、様々なスポーツシーンを扱っています。
 
 もちろん野球用品も豊富。コーナーの一角には中日ドラゴンズのレプリカユニホームなども!

 さらに、ドジャース・大谷翔平選手のTシャツや、メジャーリーグのグッズを集めたコーナーもあります。
 

陸上トラックの床材でシューズの履き心地を確認

体験できる売り場づくり
 そして、最大の特徴は「体験」できること。1階の売り場には国立競技場の陸上トラックに採用されているイタリア製の床材が敷かれています。

上坂アナウンサー:
「トラックと同じ床で走っているんで、靴の性能とか自分にどうあっているのかよりわかる。本番をイメージして選べる」
 
 さらにサッカー用品売り場は人工芝で、スパイクの試着スペースには有名スタジアムのベンチに採用されているシートが置かれているこだわりぶりで、まるでスタジアムにいるような感覚になります。

 また、バスケットボールコーナーの床もNBAで使われているコート材が敷かれているなど、新たな買い物体験ができます。

 各売り場には専門のスタッフが常駐し、商品選びを細かく丁寧にサポートしてくれるのもうれしいポイントです。
 

スポーツ用品の国内市場を示したグラフ

スポーツ用品市場が拡大
アルペン 水野敦之社長:
「本店舗の名称はAlpen NAGOYAといたしました。創業の地である名古屋に旗艦店を出店できることを非常にうれしく思っております」
 
 名古屋に本社を置くアルペンがオープンする、巨大な「アルペンナゴヤ」。
 
 東京、福岡に次ぐ積極出店の背景には、「国内のスポーツ用品市場の拡大」があります。
 
 市場調査会社の「矢野経済研究所」によるとスポーツ用品の国内出荷額は、コロナ禍から回復し、去年の予測値は1兆7000億円を超えています。
 
 市場の追い風を背に、アルペンは名古屋の中心部で国内最大級の店舗オープンに踏み切りました。

アルペン水野社長:
「名古屋の栄エリアは再開発の計画がかなりあると思うんですけど、商業の中心は栄。これだけの大きな規模でワンストップでお客さまがたくさんの品ぞろえから選ぶ店がなかったので、栄を選びました」
 

アルペン水野敦之社長

アルペンナゴヤのビジョン
 4月に「中日ビル」がリニューアルオープンするなど開発が進む栄エリアですが、一方で、競合するスポーツ用品店もひしめき合う激戦区です。

 勝算はあるのでしょうか?

アルペン水野社長:
「圧倒的な規模ですね。『体験』や『体感』をコンセプトの1つにしていますので、スポーツの各カテゴリーが持つ世界観とか臨場感というものを表現できるというのも旗艦店ならではと思っています。よりすぐりのスタッフを用意していますので、お客様に満足いただける提案ができるというふうに思ってます」
 
 出店するナディアパークにあった「ロフト名古屋」は、“ファッション雑貨の百貨店”として、名古屋の文化やトレンドの発信地となっていました。
 
 その跡地にオープンする「アルペンナゴヤ」。

アルペン水野社長「単純に私たちは物を売るだけではなく、スポーツを楽しむ人々のハブとなりスポーツの発信地としてスポーツの魅力を発信していきたい。そんな思いを込めております」
 
名駅エリアと栄エリア、買い物行くならどっち?
 アルペンナゴヤがオープンする名古屋の中心地・栄エリア。

 再開発が進むエリアですが、名古屋市のもう一つの中心地といえば名古屋駅エリアです。

 いま、どちらのエリアへの関心が高いのか、メ~テレの公式アプリ「ウルフィアプリ」でアンケートをとってみました(4599人から有効回答)。

 「名古屋駅界隈と栄界隈のいずれかではどちらにお出かけ、買い物をすることが多いですか?」の質問に対し、「名古屋駅」と答えた人は40%でした。

 一方、「栄」と答えたのは21%。

 「どちらもいかない」が39%でした。

 理由について聞いてみると、名古屋駅界隈を選んだ人は「JR駅直結だから」「アクセスがいい」と答えた人が複数いました。また、「名古屋駅だと、雨が降っても濡れずに色々なジャンルの買い物が出来るが、その点、栄はなんとなく面倒くさい」と答えた人もいました。

 一方、栄界隈を選んだ人は、「昔からのデパートがあるので」「栄地下街は同じような作りで案内表示を逐一見ないと迷子になるから」「名古屋駅ほど混雑しない」などの答えがありました。

 そして「いずれも行かない」を選んだ人は「近くに大型ショピングストアーがあるから」「1時間以上かけて行く必要性が無い」といった答えや「行くとあれもこれもと欲しくなり衝動買いしてしまうので行かないです」との答えもありました。

(3月27日 15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)
 

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