愛知県蒲郡市の農園で、木になったまま熟成させる高級フルーツ「樹熟デコポン」の収穫が始まりました。

　「樹熟デコポン」は、木に実がなった状態で1カ月ほど熟成させます。抜群の甘みと適度な酸味が人気を集めています。

　JA蒲郡市では、86軒の農家が「樹熟デコポン」を栽培していて、このうち清田町の内田安彦さんと妻の泰代さんの農園では27日から収穫が始まり、傷をつけないようはさみで丁寧に収穫していました。

　内田さん夫妻は2月、「全国果樹技術・経営コンクール」で、最高位となる農林水産大臣賞を受賞しています。

　「樹熟デコポン」の販売は4月1日からで、約233トンが名古屋を中心に全国の市場に出荷される予定です。