藤井聡太八冠が名鉄瀬戸線の車両で車掌姿、車内アナウンスも披露 特別な“将棋とれいん”運行

2024年3月12日 19:27
将棋の藤井聡太八冠が、地元の愛知県瀬戸市のイベントに参加。幼い頃から慣れ親しんだ電車で、車掌姿も披露しました。
 名鉄の尾張瀬戸駅すぐ近くの施設で開かれたのは、名鉄と日本将棋連盟がタッグを組んだ、特別列車のお披露目イベント。

 列車の公開前に、地元の效範小学校の児童との交流会が開かれました。

 「みなさん、こんにちは。棋士の藤井聡太です。私も效範小学校の出身なので、みなさんとお会いできることを楽しみにしてきました」(藤井聡太八冠) 

 記念撮影タイムでは、すぐそばにいる偉大な先輩に子どもたちもドキドキ、ソワソワ。

 子どもたちには「初心者でもわかりやすく学べる将棋セット」が贈られました。

 「将棋をやったことない方もこれを機会に、興味を持ってもらえたらうれしく思います。どなたでも楽しむことができるゲームなので、ルールを覚えたら、家族、友達、身近な方と遊んでみてください」(藤井八冠)
 

藤井聡太八冠

名鉄の制服姿で登場した藤井八冠
 母校の小学生との交流を終え、会場を後にする藤井八冠。すると──

 名鉄の制服に着替え、思わず笑みがこぼれる藤井八冠。対局時の着物姿と比べても遜色のない着こなしです。

 そんな藤井八冠が待つホームに、特別な列車が。 

 沿線を盛り上げようと、名鉄が日本将棋連盟とタッグを組んで12日から1カ月間、運行する“将棋とれいん”。

 瀬戸線の栄町駅と尾張瀬戸駅の間の20.6kmを結びます。
 

小学生から「座右の銘」を聞かれた藤井八冠

移動中は質問攻めに──
 鉄道好きで知られる藤井八冠。列車に乗り込んだ藤井八冠は、出発のアナウンスに挑戦。

 「きょうは“将棋とれいん”にご乗車いただき、ありがとうございます。この列車は尾張旭行きです。車内には私が考えた詰将棋があるので、ぜひチャレンジしてください」(藤井八冠)

 移動中、小学生からの質問に答えた藤井八冠。

 「座右の銘はありますか?」(藤井八冠の母校の小学6年生)
 「実は座右の銘は特に決めていません。ただ聞かれる機会が多いので、そろそろ考えておいた方がいいと思っています。平常心を保って局面に集中することを意識しています」(藤井八冠)

 藤井八冠とは別の車両に乗った小学生からも、偉大な先輩と直接会えたことに感動する声が──

 「生で初めて見たのでうれしかったです」(藤井八冠の母校の小学6年生)
 「日本で一番有名な人と生で会えて、緊張したけど同じ列車に乗れて楽しいです」(藤井八冠の母校の小学6年生)
 
 そして、“将棋とれいん”が終点に近づくと──

 「まもなく尾張旭、尾張旭、終点です。列車はこの後、回送になり、車庫に入りますのでご乗車できません。本日は“将棋とれいん”にご乗車いただき、ありがとうございました」(藤井八冠)
 

藤井八冠が名鉄瀬戸線の魅力を語る

藤井八冠が語る“瀬戸線の魅力”
 ホームに居合わせた地元の人は、生で見る藤井八冠の姿に──
 
 「電車を単純に見たく来ました。藤井八冠がいてびっくりしました。見られました。出発というのが見られてよかったです」(地元の人)

 イベント終了後、藤井八冠は──

 「瀬戸線は子どもの時から乗っている路線で、なじみのある路線で“将棋とれいん”の運行はすごくうれしいし、母校である效範小学校のみなさんと交流できて、特別な1日になったと思っています」(藤井八冠)

 Q.名鉄瀬戸線ならではの魅力と印象に残っている思い出は?
 「非常にカーブが多くて、運転士の方は大変かなと思うが、乗っている方は景色の変化もあり、乗っていて楽しい路線」(藤井八冠)

 最後に地元・瀬戸市の魅力を問われ、こう答えました。

 「地元の方にずっと応援してもらえたから、ここまできている。焼き物のまちとして栄えてきたが、今でも雰囲気が感じられるところが多い。散策してもすごく楽しいまちかなと思っています」(藤井八冠)

(3月12日15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)
 

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