デジタル技術を使った乗客を楽しませるコンテンツが装備されたバスの実証実験が中部空港で行われました。

　実証実験は2030年に普及が見込まれるサービスを中部空港周辺で、先行して実用化することを目指すプロジェクトの一環で行われました。

　今回は車内に11面のディスプレイを搭載したバスの実証実験が行われました。

　ディスプレイには知多半島のご当地キャラクターがガイド役として登場して、地域の魅力を紹介するほか、内容に合わせて座席が振動したり、ミストが出たりするなど、乗客を楽しませる仕組みが施されています。

「目的地や色々な観光地の情報を効率的に提供することで、より活発に観光していただけるような機会を移動時間に提供できればと考えている」（トヨタ紡織 車室空間企画領域 山内克仁主査）

　バスは動作を一部アップデートし、2024年3月に愛知県で開かれる国際展示会で一般向けの試乗が行われる予定です。