フィギュアスケート、グランプリシリーズ・フィンランド大会。ファイナル出場をかけ、日本勢が活躍しました。

　中京大学の河辺愛菜。

　ショートプログラム12位と、苦しい状況で迎えたフリー。

　冒頭、流れのある連続ジャンプを決めると、ショートで転んだジャンプも回転不足ではあるものの、なんとか着氷。

　すべてのジャンプを転倒なくそろえます。

　演技終盤は、今シーズン磨いてきた表現力を発揮し、ダイナミックな演技で観客を魅了。
　
　「最後まで自分の力を出し切って滑ることができた」と、晴れやかな表情を見せました。

　「点数が自分の目指していたものとは、かけ離れてしまったので、あまりうれしいっていう気持ちはないけど、次の試合に向けて、万全の状態で挑めるように頑張れたらいいなと思います」（中京大学 河辺愛菜選手）

　名前のコール前から手拍子が沸き起こったショートトップの坂本花織。

　持ち味の高さと飛距離があるジャンプと力強いスケーティングを披露します。

　細かいミスはあったものの、貫録を見せつけた世界女王。

　カナダ大会に続く2連勝で、ファイナル進出を決めました。

　「GPシリーズは1位、1位でファイナルというのは目標に掲げていたので、それを達成できたのはすごくうれしいです。ここまできたら1位、1位、1位をそろえられるようにしたいので、もっと練習を積んで、全部が質のいいものにしていけたらなと思っています」（坂本花織選手）

　一方、男子は日本人対決を制した三浦佳生が優勝。

　2年連続でファイナル出場です。

（11月20日 6：00～放送 メ～テレ『ドデスカ！』より）