藤井聡太八冠、対局おやつ「塩バター大福」 注文理由は縁を感じた「お店の名前」

2023年11月13日 16:44
11日まで行われた将棋の竜王戦第4局。藤井聡太八冠は、タイトル独占後、初の防衛戦に挑みました。
 会場は、北海道・小樽市の老舗旅館「銀鱗荘」。

 今期の竜王戦七番勝負は、藤井八冠に、同じ21歳の伊藤匠七段が挑戦。“同学年対決”に注目が集まりましたが、結果は、藤井八冠が129手で伊藤七段を投了に追い込み、4連勝でタイトルを防衛。

 藤井八冠は八冠達成後、初のタイトル防衛を果たしました。
 

来年以降へ意気込みを語る藤井聡太八冠

杉本昌隆八段「自分で考える子」
 藤井八冠が竜王戦に臨んでいる最中、師匠の杉本昌隆八段の姿は名古屋にありました。

 名古屋の大学で「師匠が語る弟子・藤井聡太という才能」とのテーマで講演をしていました。

 「(藤井八冠は)自分で考える子。本に書いてあるからとか先生に言われたから選んだのではなく、自分で考えて納得して選んだ手は理解度が全然違うので、毎回自分で考える子だった。ここが彼の強さの一つ」(杉本昌隆八段)

 また、対局後の会見にも特徴があるといいます。

 「(対局が)終わった後の記者会見で、反省の言葉しか言っていない。今度は負けてしまうかもしれない、だから改善していかなければならない」(杉本八段)

 一夜明けた12日の会見。藤井八冠は師匠が言っていた通り、反省を口にしました。

 「一夜明けて改めて、防衛の喜びを感じている。(第4局の)中盤で適切な判断ができなかった。課題として今後取り組んでいかなくてはいけない」(藤井八冠)

 喜びだけでなく、自身の課題を挙げた藤井八冠。年内のタイトル戦をすべて終え、来年以降の防衛戦について意気込みを語りました。

 「後手番のときに、どう戦うか工夫が求められる。そういった形の急所をつかんで指しこなしていくことができるかどうか。そのあたりの力を、まずは高めていくことができれば」(藤井八冠)
 

藤井聡太八冠が頼んだおやつ「塩バター大福」

「本当に見た目がかわいらしい」だけでなく…
 一方、会見では報道陣から、2日目に頼んだおやつ「塩バター大福」への質問が。

 「本当に見た目がかわいらしく、美味しそうだと思って注文した」(藤井八冠)

 藤井八冠のかわいらしい一面をのぞかせた「塩バター大福」。このお菓子と藤井八冠との間には、こんな“つながり”がありました。

 Q.店は「お菓子のふじい」でした。つながりは?
 「お店の名前を見て、縁を感じたところはありましたので」(藤井八冠)

 “ふじい繋がり”でおやつを注文していました。

 そして、今回の竜王戦について藤井八冠は、色紙に「盤上没我」と揮ごうしました。その思いは――

 「(意味は)盤上に没頭して集中して考える。常に対局中いその状態になれるというわけではないが、今回のシリーズでは、そういう感覚になれたと思うので、その感覚を大事にしていけたらいいと思って書いた」(藤井八冠)

(11月13日15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)
 

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