超高額の宝石も販売可に 通関手続き前の貨物を保管・展示、デパートの売り上げアップ作戦

2023年10月24日 14:12
コロナ禍を経て、今、「アート」や「宝飾品」を買い求める日本人の富裕層が増えているそうです。さらなる売り上げアップへ、名古屋のデパートが新たに始めるのは、「高額品」を超える「超高額品」の取り扱いです。
 名古屋・栄の松坂屋名古屋店。

 美術品コーナーで期間限定で展示販売されているのは、あの覆面芸術家「バンクシー」が制作した映画をきっかけに脚光を浴びたアーティスト「ミスター ブレインウォッシュ」の作品。

 展示される作品は、数百万円から1000万円を超える作品が並びます。

 松坂屋名古屋店では、新型コロナが流行した2020年度には、緊急事態宣言などによる影響で売り上げが大幅にダウン。

 しかし、徐々に回復し昨年度は1177億円でコロナ前を上回りました。

 「2021年以降、店内のラグジュアリーフロアの改装を進めてまいりました。超高額品のお品物が売れているという傾向があります」(松坂屋名古屋店 広報 原口渚沙さん)
 

松坂屋名古屋店では、国内の富裕層による売り上げが多くを占める

売り上げを支えるのは宝石やアート、時計などの高額品
 好調な売り上げを支えるのが、宝石やアート、時計などの高額品。

 松坂屋名古屋店では、国内の富裕層による売り上げが多くを占めます。

 「コロナ禍において『資産とは何か』を考えられるお客さまも多かったり、お金の使い道が変わってきたと認識しています」(原口さん)

 特に、この地方の富裕層に人気なのが――

 「時計をお好みになるお客さまがとても多いかなと感じています。価格帯はさまざまですが、数百万円の時計よりかは、数千万円の時計がフェアをすると売れる状況です」(原口さん)
 

東海地方のデパート初「保税蔵置場」の設置許可

東海地方のデパート初「保税蔵置場」の設置許可
 富裕層を取り込もうとする動きはさらに――

 23日、松坂屋名古屋店に東海地方のデパートとしては初めて「保税蔵置場」を設置する許可書が交付されました。

 これにより可能になるのが高額品を上回る「超高額品」の販売です。

 「グリーンダイヤモンドの2750万円のお品でございます。普段はなかなか見ることのできない希少な商品でございます」(松坂屋名古屋店 宝飾品担当 金子瑞杏さん) 

 このダイヤを超える、数億円の宝石が保税蔵置場に登場する予定です。

 「保税蔵置場」では、通関手続きをする前の貨物を一時的に保管や展示することができます。
 

松坂屋名古屋店 広報 原口渚沙さん

「世に出回らなかった宝飾品や美術品を直接身に着けて紹介したい」
 例えば、10億円の宝石を輸入し販売する場合、通常だとデパート側が輸入の時点で、約1億円の消費税を払わないといけません。
 
 それが、保税蔵置場では「外国貨物」として扱うため、税金の支払いを後回しにできます。

 購入が決まってから税金を払う手続きに移るため、デパート側はこれまでよりも「攻めた」商品を取りそろえることができるようになるというものです。

 「デパートの良いところは実際に手にとっていただいて、直接光を浴びて見ていただけるところだと思います。このような保税蔵置場の許可をいただいたので、これまで世に出回らなかったような希少な宝飾品や美術品を直接身に着けていただいてご紹介していきたいと思います」(原口さん)

 (10月23日 15:40~放送 メ~テレ『ドデスカ!+』より)
 

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