三重県は障害者への虐待に関わった職員の情報などが掲載された可能性がある文書20件を紛失していたことを明らかにしました。

　三重県によりますと、紛失したのは、虐待防止のため障害者福祉施設へ改善報告を指示した通知書など、2014年度と2015年度に作られた文書20件です。

　紛失した文書には県内の障害者福祉施設で虐待を受けた利用者や虐待をした職員6人の氏名や年齢などが記載されていた可能性があるということです。

　県は「内部で参照するためにファイルから抜き出した文書のため、外部へ流出したのではなく誤って破棄した可能性が高い」としています。

　9月11日に障害者施設での虐待に関する資料の開示請求を受け、文書を探していたところ紛失に気づいたということです。