記録的残暑で百貨店の売り場に異変 日傘の反対側にストール、季節感がミックス

2023年9月28日 19:27
まもなく10月になりますが、名古屋では28日も真夏日となるなど、記録的な暑さが続いています。そんななか、デパートやスーパーの売れ筋商品にも異変が起きているようです。    
 例年に無い厳しい暑さ。その影響で百貨店の売り場にも異変が起きています。

 ジェイアール名古屋タカシマヤの売り場をのぞいてみると――

 ストールやマフラーが並び始めて、秋冬感出てきていました。

 「27日からの展開になる。例年と比べてゆっくりとしたスタートになっております」(ジェイアール名古屋タカシマヤ 広報担当 安藤瑠輝乃さん)

 27日から例年通り、ストールやファーなどの「あったかアイテム」の売り場を展開しましたが、異例の暑さのため、日傘などの夏用のアイテムもそのまま売り場に残っています。

 しかも、2022年の9月と比べると、3割増しで売れているといいます。

 「日傘は、この残暑を見込んで10月いっぱい展開予定。例年より長く展開予定です」(安藤さん)
 

ジェイアール名古屋タカシマヤの季節感がミックスされた売り場

残暑の影響で夏物と秋冬物がミックスされた売り場に
 冬用手袋の棚の裏には、UVカット機能が付いた手袋があるなど、季節感がミックスされた売り場になっています。

 では、お客さんは夏物と秋冬物、どちらを買いに来ているのでしょうか。

 10分間の定点観測をしてみると――

 10分見ていましたが、ここまで日傘の前で足を止めた人が12人。ストールの前では1人も足を止めませんでした。

 Q.きょうは何を見に来た?
 「日傘です。日傘が壊れたので、いまならひょっとして置いてあるかなと思って暑いから。やっぱり置いてあった」(買い物客)

 日焼け防止のアームカバーを買いに来ていたお客さんも。

 「すごい日差しで暑いし、日傘とアームカバーで。いつになっても衣替えができない。ファーとか見るのもちょっと…まだ早いです」(買い物客)
 

アピタ千代田橋店の鍋に関する食品コーナー

スーパーでは例年なら鍋に関する食品が売れ始める時期だが…
 一方、名古屋市千種区にあるスーパー「アピタ」。

 例年なら、鍋つゆやおでんなど鍋に関する食品が売れ始める時期だといいます。

 「27日から鍋つゆを大きく展開しています」(アピタ千代田橋店 食品 副店長 都築誠さん)

 しかし、実際の売れ行きはというと――

 「まだ暑さが残っているので、若干、出足が鈍いようです」(都築さん)
 

そうめんや冷や麦は店舗によっては品薄状態に

暑さでそうめんや冷や麦が店舗によっては品薄状態に
 一方で、この暑さで売り上げを伸ばしている商品もあるといいます。

 「そうめんや冷や麦です。補充が追い付かないほど売れております」(都築さん)
 
 そうめんや冷や麦はこの暑さで、店舗によっては品薄状態だといいます。

 「前年の同時期に比べると2桁伸長している。本来ならお盆明け以降には、大きな展開から通常売り場に戻すんですが、いまだに売れております」(都築さん)

 買い物に来ていたお客さんも――

 「鍋の具材が並んでいるけど、まだ買わないかな」(買い物客)
 「鍋はまだ食べていないです。やっぱり暑いので、確かに今までと違うかもしれないです」(買い物客)

 「夏物商品も縮小されているが、切らさないようにしております。残暑が長引く傾向があるので食の変化に対応しております」(都築さん)

 (9月28日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 

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