名古屋グランパスの元気印!森下龍矢「まっすぐタイトルに向かって走る」13年ぶりリーグ制覇にかける想い

2023年9月21日 17:40
今年、初の日本代表入りを果たした、J1名古屋グランパスの森下龍矢選手。13年ぶりのリーグ制覇にかける想いに迫りました。

名古屋グランパス 森下龍矢選手

 名古屋グランパスの森下龍矢選手が最近、新たな趣味として始めたのが一眼カメラでの撮影。

「誰が撮っても同じ写真にならないし、僕だけの世界が作れるのがすごく好き」(名古屋グランパス 森下龍矢選手)

 周囲を明るく照らす、グランパスの元気印!

 モットーは「全力プレー」、「♯本気好青年」の愛称も持つ森下龍矢選手です。

 持ち味は豊富な運動量とスピード。

 時速25キロ以上の速さで走る「スプリント」の数はJ1全選手の中でトップ、常に走り続けています。

「めっちゃ必死ですもんね。飛脚みたいに走ってますもんね。でもワクワクするものがあるから走れるんだと思う。(自陣に)戻った先に1対1の守備があって楽しいし、敵陣に攻めた先にゴールのチャンスがある。走った後に楽しみがあるから走れる。『ただその辺で走れ』って言われても好きじゃない」(森下選手)
 

スピードアップに取り組む森下選手(名古屋グランパス提供)

取り組んだのはスピードの向上
 現在、リーグ5位。

 優勝争いをするグランパスで、27試合全てに出場してきた森下選手ですが――

「ちょっと悩んでいたことがあって、 プロ1年目の鳥栖で33試合出たんですけど、その時鳥栖は13位。グランパスに来て1年目は試合に出られずに5位。去年、やっと出られるようになったけど8位。僕ってJ1中堅クラスの選手なんだなって思っていた。今シーズンどうやってその壁を打破しようとがんばってきた」(森下選手)

 取り組んだのは武器の1つ、スピードアップ。

「走り方を変えるために練習しているというよりかは、ただ足が速くなりたい。そのために効率的な走り方をやっているという感じ」(森下選手)

 トップスピードは去年から時速3キロも速くなりました。

 また去年、1ゴールに終わった得点力を高める為、元日本代表のフォワード・永井謙佑選手からシュート技術を学びます。

「最近思ったんですけど、打つ側目線で良いシュートより、キーパー目線を意識することが大事なのかなって」(森下選手)
「相手のタイミングをずらさないといけない」(永井謙佑選手)

 その効果は結果に現れ、今シーズン、キャリアハイとなる4ゴールをあげています。
 

趣味はカフェめぐりという森下選手

全力プレーを支える愛妻の存在
 そんな森下選手を支えてきたのが、去年9月に結婚した妻の存在。

「奥さん、全然サッカーが分からなくて、本当「お疲れー」って。自分でもわかる、きょうのプレーは駄目だったとか、あのシュートはあのタイミングで打てば良かったとか。それを家に帰ってから言われるとキツいけど、幸いにも奥さんはサッカーがわからないので『きょうも、なんかハム太郎みたいに走ってたね』みたいな感じ。(妻は)本当に大事です」(森下選手)

 カフェ巡りなどの共通の趣味が多い2人。実はインタビュー場所のカフェにも良く訪れているそうです。

「いつも奥さんがアイフォンでカシャカシャ撮っているけど、自分はカメラを設定しながら撮影していると、『まだ?』みたいな感じでちょっと怒られる」(森下選手)
 

優勝への思いを語る森下選手

「優勝という形でお礼したい」
 6月、グランパスのホーム、豊田スタジアムで代表デビュー。

 同世代の三笘選手や堂安選手と共にスタメンで起用され、無失点勝利に貢献。

 しかし、海外の選手を相手に納得のいく守備は出来なかったといいます。

「今まで見た事のない世界を経験した。階段を上ったというより足りないものが見えた。グランパスサポーターが納得するプレーができているか考えるきっかけになった」(森下選手)

 シーズン、残り7試合。首位・神戸と勝点6差、5位につけるグランパス。

 いざ逆転優勝へ。「#本気好青年」が「全力プレー」で駆け抜けます。

「この言葉を使いすぎると良くないけど、タイトルレースって本当に夢のようなレースだと思う。まっすぐタイトルに向かって走っていきたい。改めてグランパスに関わる人すべてに感謝したいという気持ちでいっぱいなので、優勝という形でお礼したいと思います」(森下選手)

(9月21日15:40~放送 メ~テレ『アップ!』じもスポコーナーより)
 

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