秋の行楽シーズンを前に、登山客の滑落事故を想定したドローンによる救助訓練が愛知県豊田市で行われました。

　豊田市大内町で20日に行われた訓練は、1人でスポーツクライミングをしていた登山客が滑落したことを想定したもので、警察と消防、大学生ら約50人が参加しました。

　消防士がドローンを操縦して上空から事故現場を探し、モニターに映し出しました。

　このドローンはサーモグラフィーを駆使したり、スピーカーで呼びかけたりすることができるということで、映像を頼りに警察官らが山中を捜索し、登山客を救助しました。

　警察によりますと、キノコ狩りやハイキングをしている最中に道に迷って滑落するケースがあるということです。

　警察は山に入る際はできるだけ複数人で行動し、連絡手段を確保するよう呼びかけています。