JR沿線グルメと調理師学校がコラボ 料理コンテスト発の限定販売メニューも

2023年9月18日 18:02
JR東海が沿線のおいしいものを集めた通販サイトと名古屋の調理師学校がコラボして、料理コンテストが行われました。

JR東海の通販サイト「いいもの探訪」

 緊張の面持ちでプレゼンをするのは調理師の卵たち。8月、名古屋辻学園調理専門学校でコンテストが開かれました。

 お題は「手軽でおいしい!15分以内に作れるレシピ」。JR東海が沿線のおいしいものを集めた通販サイト「いいもの探訪」で販売されている「塩ペーニョ」と「トマトピューレ」がお題の食材です。

 JR東海側が「若い発想」とコラボしたいと、レシピ作りを生徒に頼んだのです。
生徒たちの試作は7月から始まりました。


 

真剣に調理のぞむ調理師の卵たち

 お題の食材に2チームずつ、合わせて4チームが出場します。愛知県田原市で育ったハラペーニョと、塩で作った調味料「塩ペーニョ」のチームは…

「生春巻き2種類作ろうとしていて、みそ味とヨーグルト使ったものを作ろうとしている」(1年生)

 チームワーク抜群!1年生の男子5人のチームは、生春巻きを作ることに。色とりどりの野菜を使って、見栄えを追求します。

「8個の中から一番よかったのがこれ。そうめんのつゆが一番今のところおいしいかなと」(2年生)

 自動車工場に6年間勤務した美尾谷夏輝さん率いる2年生チーム。チャーハンやだし巻き卵などを試作した結果、そうめんのつゆに塩ペーニョを合わせることを決めました。

 メニューは決まっても、食材のいかし方に試行錯誤します。
 

奮闘する「年の差チーム」

 もうひとつの食材、トマトピューレの2チームはちょっと苦戦している様子。

「味付けが弱いと言われたので、小さじ半分トマトを増やして味を見てみます」(生徒)

 40歳ほどの年齢差がある3人組のチームは、「ナス」と「トマトピューレ」を合わせる以外はまだ決まっていません。試作に没頭した結果…

「(アーモンドを)オーブンにいれて8分ローストするつもりが、時間オーバーして15分ぐらいやっちゃった」(古橋優作さん)

 失敗しながら各チーム試作を重ねます。
 

厳正に審査する審査員ら

 迎えたコンテスト当日。「プロの料理人のフィードバックがほしい」という学校側の要望で、JR東海ホテルズの統括総料理長が審査委員長を務めました。

 審査員を前に、メニューをプレゼンします。どのチームも「味には自信がある」と胸をはります。

 一方、審査員たちは大いに悩んでいました。

「(塩ペーニョを)いかしていただいたっていう感じで若いのによくぞここまでやってくれてって勉強になりました。(選ぶのに)めちゃくちゃ悩んだ」(塩ペーニョの生産者・小川史さん)

「素材の味がちゃんと生きていたと思う、非常にまじめで緊張もあったけど、真剣に取り組んでいた」(名古屋マリオットアソシアホテル日比野逸朗統括総料理長)
 

グランプリに輝いたメニュー「塩ペーニョを使ったピリ辛そうめん」

 審査の結果、グランプリは、塩ペーニョ部門はそうめんをつくった2年生チーム。辛さの生かし方と、家庭でも簡単に作れるところが評価されました。

「ここまで一緒にやってきた4人のみんな、ありがとう!」(美尾谷夏輝さん)

 トマトピューレ部門は春雨温サラダをつくった「年の差チーム」が勝利。
なんと、温サラダは商品化も決定しました。

 名古屋駅構内のレストラン「しゃち福」で9月14日から10月20日までの限定販売。早速、試食に駆け付けました。回り道が多かったチームですが、達成感でいっぱいです。

「完成するかなぁってくらい。みんなちゃくちゃくと目的地についていたのに」(青井美空さん)「周りが形にしている間、僕らアーモンド焦がしていましたからね」(古橋優作さん)「よくがんばったなって、よくがんばりました。報われました」(金埼たまもさん)

(9月18日15:40~放送 メ~テレ『アップ!』より)
 
 
 

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