子ども連れを理由に女性市議が発言順抽選の参加認められず 議会の一般質問できず 愛知県の豊橋市議会

2023年9月1日 16:54
愛知県の豊橋市議会で一般質問の発言順を決める抽選をした際、女性議員が子どもを連れていたことを理由に抽選に参加できず質問ができなくなったことがわかりました。
 豊橋市議会の諸井菜々子市議は30日未明、2歳の子どもが発熱し、朝になっても熱が下がらずに保育園に預けられませんでした。

 そのため、この日に行われる一般質問の発言順を決める抽選に、子どもを連れて参加したいと、議長に相談したということです。

「『規則上それはできない』と言われて子どもを連れて抽選に参加できなくて、一般質問もなしとなった」(豊橋市議会 諸井菜々子市議)

 結局、抽選に子どもを連れて参加することが認められず、諸井市議は一般質問ができなくなりました。
 

豊橋市議会

豊橋市では子連れの抽選参加について決まりはなし
 豊橋市議会の取り決めでは、発言の順番を決める抽選は原則、本人が直接行いますが、「議長があらかじめ許可した場合は代理出席を可とする」と決められています。

 ただ、今回は抽選の15分前に相談があり、協議をする時間がなかったということです。

 また、子どもを連れての抽選の参加に関して、決まりはないということです。

「議員として一般質問することは与えられた権利だと思うが、それを制限するに足る理由としてはどうなのかなと」(諸井市議)

 議長は「子どもに感染症の疑いもあったため参加を認めなかった」と説明しました。

「インフルエンザ・コロナ感染症も含め陰性などが判断できない状態では、抽選会の場所に同席させることは不可能であると判断した」(豊橋市議会 近藤喜典議長)

(9月1日15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)
 

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