「リニア残土処分場候補地は希少な鳥の生息地」日本野鳥の会らが御嵩町などに計画変更を要望

2023年8月3日 21:23
 岐阜県御嵩町のリニア中央新幹線トンネル工事の残土処分場候補地が希少な鳥類の生息地になっているとして、日本野鳥の会などが岐阜県や御嵩町などに候補地の変更を求める要望書を提出しました。

 JR東海は、御嵩町内のトンネル工事で発生する残土の処分場を町内に2カ所設置する計画です。

 しかし日本野鳥の会などは、処分場の候補地が国際自然保護連合・IUCNが絶滅危惧種に指定しているミゾゴイなどの希少な鳥類の生息地になっているとして、県や町などに候補地の変更を求める要望書を提出しました。

 処分場の候補地には環境省の選定する重要湿地が含まれているなどとして、これまでにも住民から自然への影響を懸念する声があがっていました。

 御嵩町の渡辺幸伸町長は計画については、白紙の立場で地域住民らの声を聞いて検討するとしています。

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