「お疲れ様」100人の想いを背負って、届かなかった3連覇 三重【ラストミーティング】

2023年7月27日 17:55
 いなべ総合が宇治山田商業を振り切り、甲子園の切符を手にした高校野球三重大会。大会3連覇を狙うも、準々決勝で姿を消したのが三重でした。部員100人の想いを背負って戦ったエース。そしてキャプテンがチームに伝えた言葉は「感謝」でした。

三重 高山亮太 選手

 2023年7月23日、三重大会の準々決勝。

 2年連続の王者・三重の相手は、昨夏の決勝カードと同じ津商業。

 三重は夏3連覇へ、部員100人で挑んでいました。
 

三重高校野球部

エース「応援の中で試合ができるのは幸せなこと」
 三重のエース・前田龍太朗投手は、再三のピンチを招くも粘りのピッチングを見せます。

 苦しい場面でも笑顔を忘れることはありません。

 「すごい応援の中で試合ができるのは、すごく幸せなことだと思うので」(三重 前田龍太朗 投手)

 スタンドからの声援も力に、1対1のまま勝負は延長戦へ。
 

届かなかった夏3連覇に涙

延長10回タイブレーク、届かなかった勝利
 延長10回タイブレーク、満塁のチャンスを作ったのは津商業。

 「打倒・三重」を掲げる津商業は、走者一掃のタイムリーツーベスで前田投手を打ち崩し、4対1に。

 三重、最後の打者は100人の部員を束ねてきたキャプテン・高山亮太選手。

 打ち上げた打球はアウト、夏3連覇には届きませんでした。

 「これが負けるっていうこと、負けたら悔しい。よくやりました」(三重 沖田展男 監督)

 「ベンチに入れなかった3年生が率先して補助やバッティングピッチャーをしてくれたので、なんとしても勝ちたかったんですけど。ありがとうと伝えたいです」(三重 高山亮太 選手)
 

甲子園への想いは後輩たちへ

キャプテン「なんとしても勝ちたかった」
 涙を流すチームメイトたちに高山選手が笑顔で伝えた言葉は「お疲れ様」。

 甲子園への想いは、後輩たちへ託されました。

(7月27日 15:40~放送 メ~テレ『アップ!』じもスポ!コーナーより)
 

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