スマホも「夏バテ」暑さで電池の膨張も…車のバッテリー劣化を防ぐ、車内温度の下げ方

2023年7月24日 19:12
厳しい暑さが続き、携帯の修理依頼や、車のバッテリー交換などの依頼が多くなっています。
 名古屋にある携帯電話の修理店。

 夏は、海や川でのレジャーでの水没で、修理依頼が増えるそうですが、一番多いのはーー

「夏場になって一番多く依頼をもらうのがバッテリーの膨らみ、膨張です。バッテリー交換が一番多くなる」(スマホ修理王 大須店 修理エンジニア 小塚徹さん)

 電池は暑い環境下で劣化が進むと膨張するなど危険な状態になります。

 いわゆる「スマホ熱中症」と呼ばれる症状です。

「多い日だとバッテリーの膨張で交換したいというお客は6~7組くらい」(小塚徹さん)
 

やりがちなポケットにスマホ 長時間はNG

夏場のスマホNG行為
 この時期、涼しい場所から暑い外に出るなど、携帯端末に激しい温度の変化を与えると、バッテリーの内部にガスが発生して端末のボディを押し上げるほど膨らむなど、最悪の場合、煙や破裂を起こします。

 やってはいけないのは、クルマの中や日なたに放置しない。充電中は使用しないことなどが挙げられます。

 また、意外なことでスマホ熱中症になるといいます。

「夏場にかばんの中に入れっぱなしとか、ポケットにしまいっぱなしはおすすめできない。熱がこもってしまうので。手帳型のケースとかも熱がこもりやすくなってしまうので、バッテリーが膨らみやすくなってしまう」(小塚徹さん)

 定期的にポケットやカバンの中から出すこと。直射日光にあてず、日陰に置くなど心がけてほしいと言います。
 

.バッテリー交換の問い合わせが増加

車のバッテリー上がりにも注意
 名古屋市港区にある「スーパーオートバックスナゴヤベイ」7月に入って点検や修理の件数が、6月に比べ、約2倍になっているそうです。

「夏っていうのはバッテリーを使う機会が多くなるので、バッテリーの劣化で問合せが増えている」(スーパーオートバックス NAGOYABAY 渡邊光輝さん)

Q.バッテリーに関する問合せはどれくらい
「この2日間だと20~30件の問い合わせがある」(渡邊光輝さん)

 バッテリーの劣化を早める一因はエアコンの使用頻度が上がることです。整備場に行ってみると、バッテリーの不調で持ち込まれた車が…。

「こちらの車はバッテリーの劣化によるもので、8年くらい使用していたので交換させていただきました」(渡邊光輝さん)

 持ち主によると、けさ突然、エンジンがかからなくなっていたそうで、エアコンをよく使うようになったことが劣化を速めた原因かもしれないと話していました。
 

車内温度を下げる方法

バッテリーの劣化を防ぐ対策はーー
 そんなバッテリーの劣化はエアコンを使う前の車内温度を下げることで対策ができるといいます。

「ドアを反対側を開けてもらって、ある程度開閉してもらうと暑い熱気がこもった風が外に逃げるので。そこでエンジンを始動もらうと、エアコンの稼働時間を減らせるのでバッテリー自体の負担は抑えることができる」(渡邊光輝さん)

 他にも車内温度を上げないためのグッズとしておなじみのサンシェード。夏前に売り場面積を拡大して対応していました。

Q.サンシェードの売り上げは
「サンシェードを使用することで、車内の温度を下げることができるので、バッテリーの負担を少しでも減らすことができます」(渡邊光輝さん)

(7月24日15:40~放送メ~テレ『アップ!』より)
 

これまでに入っているニュース

もっと見る

これまでのニュースを配信中