名古屋刑務所 死亡した受刑者(当時71)の記録映像の一部を誤って消去 

2023年6月7日 22:58
名古屋刑務所は、死亡した男性受刑者の様子を記録した映像の一部を誤って消去していたと発表しました。

名古屋刑務所によりますと、誤って消去されていたのは去年3月に死亡した男性受刑者(当時71)の静穏室とよばれる部屋での様子を記録したおよそ9時間分の映像です。

名古屋刑務所は男性の死亡を受けて映像を33本の記録媒体に複写しましたが、そのうち1本に誤って別の人物の映像を保存していました。

これは、死亡した男性受刑者の遺族が「体調不良を訴えていたのに適切な医療を受けられなかった」として国にあわせて3800万円余りの損害賠償を求めている裁判で、裁判所から証拠として映像の提出を求められた際に名古屋刑務所が誤った映像が保存されていることに気づきました。

名古屋刑務所は「確認体制を強化し再発防止に努める」としています。

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