国の天然記念物「ツシマヤマネコ」の赤ちゃん誕生 帝王切開での出産も健康状態は良好 東山動植物園

2023年4月23日 16:18
名古屋市の東山動植物園で23日、国の天然記念物となっている「ツシマヤマネコ」の赤ちゃんが誕生しました。

生まれた赤ちゃん(提供:名古屋市東山動植物園)

 「ツシマヤマネコ」は長崎県の対馬だけに分布する野生のネコで、野生での生息数は90匹から100匹程度と推定され、絶滅が心配されています。

 東山動植物園ではオス1匹とメス2匹の計3匹を飼育していて、今回オスの勇希とメスのレイラとの間に赤ちゃんが生まれました。
 

母親のレイラ(提供:名古屋市東山動植物園)

 赤ちゃんは体重が101gで、性別はまだ分かっていません。

 自然分娩がうまく進まず帝王切開での出産となりましたが、健康状態は良好だということです。
 

生まれた赤ちゃん(提供:名古屋市東山動植物園)

 赤ちゃんは人工哺育で育てられていて、現段階では一般公開は検討されていません。
 

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