「恐ろしいスピードできた」パトカーの追跡受けた車が事故 両手に自分の靴を持ち逃走

2024年4月23日 17:07
22日深夜、名古屋市内で、パトカーの追跡を受けた乗用車が軽乗用車と衝突し、5人が重軽傷を負い、男が近くの店に逃げ込みました。
 衝突音を聞いて駆け付けたカメラマンの前には、横転した状態でブロックに乗り上げた1台の乗用車が…。

 さらに、交差点の角に軽乗用車が突っ込んだ状態で止まっていました。

 数台のパトカーと救急車が駆け付け、深夜の現場は騒然としました。

 事故があったのは、名古屋市中区の東別院交差点。

 警察によりますと、22日午後11時50分すぎ、乗用車が軽乗用車に衝突し、乗用車は、はずみで横転。交差点にあるブロックに乗り上げたということです。

 現場からは、けがをした人がストレッチャーに乗せられて救急車で運ばれていきます。

 この事故で、乗用車の3人と軽乗用車の2人のあわせて5人が重軽傷を負い、病院に搬送されました。

 事故が起きる前、乗用車を目撃した男性は―

「(乗用車が)猛スピードで突っ込んできて、こっちはもうよけるしかない」
「よけたよ。危なかったから、恐ろしいスピードでグワッときたから」

 猛スピードで走ってきたという乗用車。警察によりますと、事故の直前、中川区内で、不審車両としてパトカーに停止を呼びかけられていましたが、逃走していました。

 

事故の現場(名古屋市中区)

 しかし、これで終わりではありませんでした。

 事故の後、乗用車を運転していた40代くらいの男が逃げこんだのは飲食店でした。

「男性の人と警察がすぐ連続で走ってきた。もう店を閉める時間だったので、閉める前に何か食べたいのかなと思った。警察がすぐに入ってきて、おかしいと思った。(男は)店に入ってきた時に、両手に自分の靴を持っていた。」(飲食店の店長)

 男は、危険運転致傷の疑いで現行犯逮捕されましたが、病院に搬送され重傷だということで釈放されました。

 警察は、在宅捜査に切り替えて男が乗用車を運転し事故を起こした詳しい経緯を調べています。
 

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