リニアトンネル掘削工事の影響か 井戸などで水位低下 岐阜県

2024年5月15日 13:11
リニア中央新幹線のトンネル掘削工事が進められている岐阜県瑞浪市で、工事の影響とみられる井戸などの水位の低下が複数の場所で確認されていたことがわかりました。
JR東海によりますと、水位の低下があったのは瑞浪市大湫町の「日吉トンネル」の掘削エリアです。

2月下旬、JR東海が観測用に設置した井戸で水位の低下が確認され、その後、周辺の調査を行ったところ、32カ所の水源や井戸のうち、14カ所で水位が低下していたということです。

「今の段階では生活に困るということはないが、これから田植えが始まる。水がたまらないと田植えができない。この水がいつ枯れるかという心配はついてまわる」(住民)

JR東海は「工事と水位低下の因果関係は断定はできないものの、トンネル掘削が影響している可能性がある」としています。

 JR東海は13日、地域住民を対象に調査の状況や、代わりとなる水源の確保などについて説明したということです。

 今後も周辺住民の生活や農業への影響が出ないよう、水位の状況を確認しながら工事を進めていくとしています。
 

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