河村たかし市長「早く見に行けるような仕組みを」 名古屋で親子の安否確認遅れた問題

2024年5月23日 19:32
名古屋市名東区で、連絡がとれなくなった親子の安否確認の相談があったにもかかわらず、区が確認するまで1週間程度かかった問題で、河村たかし市長は、対応のガイドラインを作成する方針を示しました。
 警察などによりますと5月14日、名東区の住宅を警察と区の職員が訪れたところ、この部屋に住む76歳の女性が死亡し、さらに、同居する重度の障害がある40代の息子が衰弱した状態で見つかりました。

 息子が通う障害福祉サービス施設の職員が親子と連絡が取れなくなったのを心配し、8日ごろから名東区に安否の確認を求めていましたが、区は電話や訪問の際「緊急性はない」と判断し、室内を確認しませんでした。

 これを受け、河村たかし市長は今後、対応に関するガイドラインを作成する方針を示しました。

 「なるべく早くそういう情報があったら、早く見に行けるような仕組みを作って、マニュアルというかガイドラインを作っていきたい」(名古屋市 河村たかし市長)

 名東区も「結果的に適切な対応ではなかったため今後、事例の検証を行っていく予定」としています。
 

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