11歳の少年に油圧ショベルを運転させ仕事をさせた疑い ”自立支援”施設を運営 経営者ら逮捕

2024年5月15日 12:00
11歳の少年に油圧ショベルを運転させて働かせたとして建設会社の経営者ら男2人が15日までに逮捕、送検されました。

愛知県警本部

 警察によりますと労働基準法違反の疑いで逮捕、送検されたのは名古屋市港区の建設会社経営、氷室優容疑者(46)とこの会社の取締役で南区の小川直人容疑者(38)です。

 2人は去年4月から今年3月までの間、愛知県東海市にあるこの会社の事業所で、当時10歳から13歳の少年4人に廃材の片付けやトラックの荷下ろしなどをさせたほか、当時11歳の少年に油圧ショベルの運転をさせていた疑いがもたれています。

 警察の調べに、氷室容疑者は容疑を認めていますが、小川容疑者は油圧ショベルの運転については「指示していない」と否認しています。

 氷室容疑者は東海市で「ひきこもりや不登校の少年の自立を支援する全寮制の施設」を運営していて、少年らは当時、この施設で生活していたとみられています。

 警察が今年3月に施設を捜索した際は20人ほどの少年や少女がいたということです。

 警察は少年らの労働実態や施設の関わりなどについて調べを進めています。
 

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