シロガオオマキザルの赤ちゃん、18年ぶり誕生 愛知・犬山市の日本モンキーセンター

2024年5月2日 17:29
愛知県犬山市の日本モンキーセンターで、珍しいサルの赤ちゃんが18年ぶりに誕生しました。
 白い毛に包まれた顔に、母親の背中にぴったりとくっつく愛らしい姿。

 犬山市にある日本モンキーセンターで、4月23日に生まれた「シロガオオマキザル」の赤ちゃんです。

 日本モンキーセンターでシロガオオマキザルの赤ちゃんが生まれるのは、なんと18年ぶりとのこと。

 「正直驚きだったのと、しっかり赤ちゃんがお母さんにしがみついていて、元気そうな姿だったので、ほっとしたのと、元気に育ってほしいなと、いろいろな気持ちがわきました」(日本モンキーセンター 高田晃行さん)
 

シロガオオマキザル

シロガオオマキザルとは
 シロガオオマキザルは日本で飼育されている個体数が少なく、将来的に国内から姿を消してしまうかもしれない、希少なサルだといいます。

 子育ての状況は──

 「ここにいる個体たちは子育ての経験がないので、ちゃんと授乳できるかなど気にしていたが、お母さんのニコールもしっかりと授乳していたし、ニコールにしがみついている姿も見られたので、今のところ順調に育っているのではないかと思う」(高田さん)
 

シロガオオマキザルの赤ちゃん「ツツジ」

かわいらしい姿が見れるのは今だけ
 気になる赤ちゃんの名前は「ツツジ」。今回命名したのは、飼育員の高田晃行さんです。

 「当園では、1番最初に見つけたスタッフが名付けます。ちょうど生まれた時に展示場の向かいにあるツツジが満開できれいだったので、ツツジという名前にしました」(高田さん)

 シロガオオマキザル赤ちゃんがお母さんにずっとしがみついている姿は、1~2カ月の間だということ。“今だけ”見られるかわいらしい姿です。

「とってもかわいい時期だが、かわいいだけではなく、お母さんをしっかりつかんでいる、何が何でも離さないという手とか見ていただければ、小さいながらも力強さを見られるのではと思います」(高田さん)
 

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