リニアトンネル工事を一旦ストップ JR東海がボーリング調査の実施を明らかに 井戸の水位低下受け 岐阜

2024年5月16日 17:20
リニア中央新幹線の工事が進む岐阜県瑞浪市で、複数の井戸やため池の水位が低下している問題で、JR東海はいったんトンネル工事をとめてボーリング調査を行うことを明らかにしました。

枯渇した井戸(岐阜県瑞浪市大湫町)

 JR東海によりますと、これまでに岐阜県瑞浪市のトンネル工事現場の2つの区間で湧水を確認しました。

 その後、周辺の大湫町で調査したところ、14カ所の水源や井戸で水位が低下していたことが明らかになりました。

 現在トンネル工事は継続していて今も湧水は出続けています。16日の会見で丹羽社長は、湧水をとめる措置を、準備が出来次第、始めることを示しました。

 また、大湫町の中心部の手前で、いったん工事を中断しボーリング調査を実施すると明らかにしました。

 「地上からのモニタリング、水平ボーリング等の結果を組み合わせながら、何が起こっているのかをきちんと把握しつつ、その後どうやっていくのか検討したい」(JR東海 丹羽俊介社長)

 2034年以降としているリニア開業時期について、「影響が出るということにはならない」としています。
 

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