壁がない「新コース」で初 上げ馬神事が始まる 会場では動物愛護団体の抗議活動も

2024年5月4日 18:12
三重県桑名市の多度大社で、コースの壁がなくなって初めてとなる上げ馬神事が行われました。

 4日から始まった多度大社の上げ馬神事は、700年近く続く伝統行事です。

 3つの地区から参加した6頭の馬が、壁がなくなった新たなコースを走り、いずれもけがなく坂を上り切りました。

 去年、けがをした1頭が殺処分となり、動物虐待との批判が集まったことを受け、今年はコースの壁が撤去されるなどの改善策がとられました。

 見物客からは「坂が低くなったので軽く上がっていた。あの壁は壁で歴史として残してほしかったというのはあった」「やること自体に意義があると思うので時代とともに変わっていってもいいのかなと」などの声が聞かれました。

 会場では動物愛護団体が抗議活動をする場面もみられました。

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