名古屋テレビ 放送番組審議会だより

このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回開催予定です。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。

<2023年2月分>

第641回 名古屋テレビ放送番組審議会

開催日
2023年2月14日(火)
参加者
(敬称略)
  • 委員長:五藤義徳
  • 副委員長:村田陽子
  • 委員:神田真秋、伊藤久德、奥田太郎、照屋エイジ、小松史生子、南田あゆみ

議事の概要

(1)業務報告

  • 社長挨拶

(2)審議テーマ

  • 『アップ!第1部』(15:40~16:45放送)『アップ!第2部』(18:15~19:00放送)
  • その他

委員の主な意見です。

  • 視聴者の投稿を取り上げたり、出演者が街に出て取材したりなど地域にスポットを当てたコーナーが多くてよいと思う。自治体と連携して地域を盛り上げていくこともあるとよいのではないか。番組を通して見ると天気予報が数回あって、やや重複感を感じた。
  • クリスマスのホテルブッフェを紹介していて、行ってみたいと思わされたが、すでに予約でほぼ満席ということで肩透かし感があった。実際に行ける、参加できる情報の方が視聴者に好まれるのではないか。
  • 「鈴木しおりの『一歩前へ』」で、絵本作家への鈴木アナのインタビューが非常によかった。作家がどのように作品を生み出しているのかなど、聞きたいところを引き出していて、短い時間ながらいい内容だった。
  • 西尾市のかぼちゃ汁粉の話題では、かぼちゃがとても美味しそうな映像で撮影されていて、カメラマンがよい仕事をしていると感じた。こうした季節感を出すことは、これからもテレビの一つの武器になっていくと思う。
  • スポーツは情熱や熱狂、観客の連帯といった側面で取り上げられることが多い。視聴者は多様なので、この技を使うためにこの練習をしているといったところ、あるいは選手の人物像などをもっと深堀りするような、別の切り口があってもよいのではないか。
  • クリスマスに電子レンジで簡単に本格料理を作ることができるという情報の紹介では、特定の企業名や商品名が前面に出すぎていてCMのように感じた。もう少し演出に工夫の仕方があったのではないかと思う。
  • 司会の鈴木しおりアナウンサーのやわらかい雰囲気がよく、安心して見ていられる。夕方の情報番組として地域の役立つ情報が盛りだくさんで、まさに地域に寄り添う番組だと感じた。今後も地域の話題をこまめに、丁寧に発信し続けてほしい。
  • 視聴者が求めているものは何かということに、もう1歩踏み込むことができればさらに番組の存在価値が上がる。テレビ局内だけで考えるのではなく、さまざまな手法でそれを探ることが必要だ。

局側は

  • 「鈴木しおりの『一歩前へ』」では毎週、鈴木アナをはじめ子育て中のスタッフも含めた十数人で議論し、テーマを決めている。今回の絵本作家は、子育て中のディレクターが好きな作家を提案したもので、作品にはファン以外にも広く伝わるメッセージがあると感じて放送に至った。
  • 予約でいっぱいのクリスマスのホテルに関しては、コロナ禍のなかでも客が戻ってきているという情報を紹介するという趣旨だった。ただ、情報に接した視聴者がサービスを受けられることが理想ではあるので、今後の検討課題としたい。
  • 商品やサービスの紹介は、視聴者の利益に沿う内容かどうかを局として判断して放送している。単なる商品紹介として感じられたとすれば、演出方法が稚拙だったと受け止め反省し、今後の番組制作に活かしていきたい。

などと答えました。

(3)次回開催予定

開催日時:2023年3月14日(火)16時~