名古屋テレビ 放送番組審議会だより

このページは「放送法」および「放送法施行規則」に基づき名古屋テレビ放送の放送番組審議会の議事の概要をお知らせするページです。
名古屋テレビ放送の放送番組審議会委員は8名で、会議は毎月1回、年間10回(8月と12月は休会)開催されます。放送番組の内容をはじめ、放送に関する全般的な問題についてご意見を伺い、番組制作の参考にさせていただいております。
名古屋テレビ放送では、放送番組審議会でのご意見を、毎月第1日曜日の午前5時00分から放送する「メ~テレオンブズ」の中でもご紹介しています。どうぞご覧ください。

<2019年4月分>

第603回 名古屋テレビ放送番組審議会

開催日
平成31年4月9日(火) 15:30~17:30
委員
  • 委員長:安村仁志
  • 委員:五藤義徳、神田真秋、久冨木原 玲、小倉敏秀、小林弘明

議事の概要

(1)業務報告

  • 社長挨拶
  • 2018年度視聴率報告
  • 2018年度下期番組種別報告

(2)審議テーマ

  • 2019年1月14日(月)~毎週月曜日 24:25~24:55放送『名古屋行き最終列車2019』(全10回)
  • その他

委員の主な意見です。

  • 全般的に大変面白く出来ている。それぞれがほのぼのとした内容になっているし、ストーリー性やメッセージ性があるので、最後まで楽しく見ることが出来た。
  • 身近なロケーションで、日常のちょっとした出来事をとらえながら、何らかのメッセージや心に残るものを、難しいことを言わずに届けてくれる。見る者に優しい、面白いドラマだったと思う。
  • まずは『名古屋行き最終列車』というタイトルが魅力的だと思った。鉄道というのは、それぞれの人に思いがあるが、特に最終列車は「そこで何が起こるんだろう?」という期待感を抱かせる。人生模様とかぺーソスとか、何かそういうものを抱かせる、言葉としての喚起力があると思った。
  • ドラマを見ていて一番心地良かったのは、方言がちょこちょこと出て来るところだ。映像もそうだが、言葉の面でもふるさと感が出ていて、いかにもこの地域で作られているドラマだと感じた。名古屋からの発信ということで、映像とともに個性としてとらえられるのではないか。
  • 名古屋を舞台とするだけあって、映し出される風景を身近に感じつつも、ドラマのストーリーは非日常に感じられた。良い意味で名古屋らしく無く、全国どこでも受け入れられると思う。数々の受賞歴も納得できる。
  • 「人生の忘れ物を最終列車で補填する」というこのドラマのコンセプトは、非常に面白く良く出来ていると思う。奥が深い気がした。
  • このドラマには「結婚の問題」や「男女の問題」、また「人間関係の問題」など、今日の社会的なテーマが根底に、ベースにあるように感じた。
  • このドラマから受ける大事なメッセージとしては、「時間の経過がものすごく大事だ」ということではないだろうか。時間の要素というものを、非常に深く感じさせてくれるドラマだった。
  • それぞれの回に出演している役者さんは味のある方が多く、うまくキャスティングしている印象を受けた。ベテランも若手も持ち味が出ている。ドラマを飽きずに見続けることができるのは、役者さんの力量も大きいのではないか。
  • 歴史をたどると、名古屋の放送局も以前はよくドラマを作っていた。ドラマ制作のノウハウは一旦途切れるとなかなか継承されていかないという。一度途切れた流れを、メ~テレから新たに作り直す試みは評価できるし、ローカルアイデンティティーの視点からも重要であると思う。テレビが東京から放送されるだけでない可能性を実感するうえで、ドラマはニュースとは異なる意味を持つと思う。
  • 各ストーリーが突然始まるので、毎年見ていても、登場人物や背景について充分な状況が分からないまま進んでしまう感じがあった。限られた時間なので難しいのかもしれないが、最初にある程度、人物やこれまでの展開について説明する部分があっても良かったのではないか。
  • 30分という放送時間は、深夜にはちょうど良いのかもしれないが、少し詰め込み過ぎているような気がした。展開が速いので、シーン設定にちょっと無理があったり、分かり辛い点も感じられた。
  • 1話が30分では足りない。これだけの中身を盛り込もうとすると、やはり45分くらいは必要だと思う。
  • ストーリーには、もう少し深みがあっても良いのではないかと感じた。30分で心にしみるストーリーにまではならないかもしれないが、いずれも物語の公式に沿ったものが多く、安定はしているものの、予想外の展開になったり、しんみりしたり、大笑いしたり、ということは少なかったように思う。

局側は

  • この『名古屋行き最終列車』シリーズは、メ~テレ開局50周年の2012年に制作・放送を始めて、今年のシリーズが第7弾となるものだ。当初は4夜連続4話だけの放送だったが、昨年から毎週月曜日の深夜に3か月間放送し、連続ドラマ化した。
  • 物語の舞台はメ~テレのエリアである愛知・岐阜・三重で、そこから題材を見つけてドラマを制作している。題材だけでなく、われわれ作り手もすべてメ~テレの自社スタッフで作っている、言わば手作りのドラマだ。
  • 「最終列車」には哀愁が漂うイメージがあるのかもしれないが、「悲劇を喜劇で見せるのが最高に高度な表現方法」と心がけ、あえて悲劇をコメディーで見せることでドラマを制作している。

などと答えました。

(3)次回開催予定

開催日時:2019年5月14日(火)午後3時30分~