Spoken!

放送内容

2018年11月16日放送分

Tリーグチェアマン 松下浩二×伊集院光

カテゴリー:卓球

新時代の幕開け。
Tリーグが先月、開幕。
男女合わせて全8チーム。
卓球界を背負って立つ選手たちが集結。
世界最高峰の戦いが始まった。

今まさに黄金期を迎えている日本卓球界。
伝説のカットマンにして、Tリーグチェアマン松下浩二が語った日本、躍進の裏側とは。
Tリーグの魅力に迫った。


Q、なぜ今、日本の卓球界が成長を遂げている?

女子の場合は、福原愛さんの存在が大きい。
2004年のアテネ五輪の時、福原愛さんは当時15歳だった。
その活躍を見た世の中のお母さんたちが「私も(自分の子供を)愛ちゃんみたいにさせたい」となり、熱血な卓球ママが増えた。
家のちゃぶ台を卓球台に変えて血まなこになって教える日々。
そこから育ったのが平野美字選手や早田ひな選手や伊藤美誠選手など、今の卓球界を引っ張る選手たち。


Q、男子は強くなったのか?

2002年から中学・高校の有望な卓球選手を、ドイツのプロリーグに留学させるという強化システムが始まった。
水谷隼選手は、14歳の時にドイツへと渡り武者修行。
そこでの成長が実り、リオ五輪メダル獲得を成し遂げた。


Q、Tリーグへのこだわりは?

過去2年間で世界ランキング10位以内に入った選手を、必ず各チーム1人以上いれないといけないという独自のシステムを作った。
Tリーグが目指すは世界ナンバーワンリーグ。
世界トップクラスの選手たちを日本に集めて、レベルの高い試合を行いたいという思いがある。
実際にTリーグに参加したいという選手は世界中からたくさんいた。
世界ランク30位よりも20位、20位よりも10位以内の選手をTリーグに数多く参加させたいという強いこだわりを持っている。


Q、中国選手のほとんどがTリーグに参加していない理由とは?

中国協会にもアプローチはしている。
今後も粘り強く交渉していく。


Q,中国国内リーグのマネー事情は?

中国国内リーグのトップ選手の契約金は男子で約2億円。
女子は約1億5千万円とやはり高い。
今後Tリーグに参加してもらうためには、こういった契約金を払えることができるのか?という問題点も当然出てくる。


Q,Tリーグの未来像とは?

将来は、1部から15部まで幅広く下部組織を構築して、おじいちゃん・お父さん・息子家族みんなで参加できるような、Tリーグのシステムを作っていきたい。