Spoken!

放送内容

2021年1月22日放送分

「カヌー羽根田卓也 TOKYOへの挑戦 延期もコロナも『揺るがぬ強さ』」

カテゴリー:カヌー


「東京五輪当日の夢なんていうのは今まで数え切れないくらい見た。」
カヌースラローム・羽根田卓也選手、この4年間、ずっと東京五輪の舞台を見つめてきました。

リオ五輪でカヌー競技アジア人初となる銅メダルに輝いて以降、競技人生の全てを懸けて自身4度目のオリンピックへ準備を進めて来ました。
しかし、集大成と位置付けた場所は1年の延期となりました。
「延期になったくらいで自分がネガティブになったり、目標を見失ったと言うのは恥ずかしい。」
これまでにない状況下でも強く前だけに進み続けました。

コロナ禍で練習が制限される中、自宅での筋トレや浴室でのパドルトレーニングなど、今自分に出来ることに取り組みました。
「弱気な姿勢を見せずに強い姿勢をSNSで発信するようにしていた。」
さらに自粛期間明けの7月に訪れたのは公園の池、流れのない中でも水の上の感覚を失わないため、基本的な漕ぐ動作を繰り返します。

9月には五輪延期以降初となる海外の大会に出場するため渡航。
「帰国した際に2週間の隔離が理由で海外に行かない選手も聞くが、海外に行くことで得られるモノ、来年に向けての大きな準備になると思う。」
約8カ月ぶりの大会で得た経験は羽根田選手にとって大きなものとなりました。
「感染に気を付けながらパフォーマンスに集中する難しさを痛感した、きっと東京五輪の臨み方に繋がってくる。」

1年延期となった「TOKYO2020+1」
羽根田選手にとっての「+1」とは…
「マイナスに考えることが何よりのマイナス、プラスに考えるしか道はない。」