2020.9.17

TVドラマ版『本気のしるし』が日本民間放送連盟賞で優秀賞受賞!

2020年 日本民間放送連盟賞 番組部門「テレビドラマ番組」で、メ~テレ(名古屋テレビ放送)制作の『本気のしるし』が優秀賞を受賞しました。 メ~テレの優秀賞受賞は、令和元年(2019年)の番組部門「テレビドラマ番組」と、特別表彰部門「放送と公共性」でのダブル受賞(※)に続き、2年連続となります。

※2019年 優秀賞
番組部門「テレビドラマ番組」 『メ~テレ開局55周年ドラマ 乱反射』
特別表彰部門「放送と公共性」『戦争は過去にあらず~地方から伝えた“平成”の自衛隊~』


審査員講評

生身の人間が、人生のぽっかり空いた穴に落ちていくさまを独特のタッチで描き出し、目を離しがたいドラマに創り上げている。


受賞コメント

チーフプロデューサー 高橋孝太(メ~テレ)

何度も見返すうちに、異なる魅力がどんどん湧き上がってくる作品だと思っています。
浮世に振り回され、ほうっておけばいいのになぜか関わってしまう辻の末路を予感しつつ、目が離せない覗き見感覚。そのあたりにまず、引き込まれる視聴者は多いのではないでしょうか。悪女とは言い切れない浮世の言動にイライラしながら、気になって見続けていただいた視聴者もいらっしゃったかもしれません。

しかし、後半。この作品の深遠なテーマに視聴者は気づくはずです。浮世はなぜ、浮世になったのか。浮世を作り出したものはなんなのか。
辻、浮世、みっちゃん、正、細川先輩、峰内・・・。登場人物はみんな愚かですが、人間臭い。不器用だが懸命に生きている。視聴者は、彼らのどこかの部分に後ろ暗い共感を覚え、もしかすると、クスっと笑ってしまった方もいらっしゃったかもしれません。この作品をコミカルと感じていただけたなら、それも一興かと思います。
テレビ放送時から、SNSを中心に盛り上がりを見せたこともあり、映画化を決定しました。10月9日(金)シネリーブル池袋ほか全国公開です(名古屋はセンチュリーシネマで上映)。4時間近くに及ぶ長編ですが、劇場にて作品の魅力を再確認いただければ幸いです。