小山田晃子・・・常盤貴子

小山田晃子・・・常盤貴子

中井家の長女。幼い頃父が亡くなり、以来母親と10歳年下の妹・裕子の三人で暮らしてきた。 思ったことをそのまま口にする母親とは口げんかが絶えないが、苦労した母を見ているので、本当は誰よりも母親を理解している。その絆は深い。
しっかりものだが優等生ではなく、何事も自分で決め、自由に生きてきた。
自由でピュアな小山田亮太と出会い結婚。子どものような亮太を、時に母親のような懐の深さで受け止める。

小山田亮太・・・田辺誠一

小山田亮太・・・田辺誠一

小学生から大学までをロシアで過ごした帰国子女。日本に来て、コンビニの品ぞろえに感動し、コンビニでアルバイトをしている。 写真家志望だが、お金の為に広告や報道などの写真を撮る気はなく、お金はアルバイトで稼ぎ、好きな空の写真を撮り続けている。
何かに夢中になるとそこに立ち止まってしまう、子どものような不器用さ、純粋さを持っているがゆえ、大人としての常識等に欠け、頼りない所がある。

中井裕子・・・中村ゆり

中井裕子・・・中村ゆり

晃子の10歳年下の妹。次女気質の人懐っこいちゃっかり者で、晃子と美津子の毒舌漫才のような関係を笑う、明るい性格で、二人の仲をさりげなくとりもっている。 父親を亡くし、母子家庭だった為、10歳年上の晃子は、姉のような、母のような存在。 自立心の強い晃子を尊敬している。都内で一人暮し、ネイリストとして働く。 彼はいるものの結婚はまだ考えていなかったが、晃子の姿を見て、家庭を持ちたくなる。

村田和江・・・片平なぎさ

村田和江・・・片平なぎさ

小田原で郷土史やガイドブックなどの編集・出版をしている、小さな出版社の若き編集部長。30代半ばで離婚。 今は、「仕事が子ども」というくらい、やりがいを持って働いている。
晃子の生き方を目の当たりにし、同じ女性として心動かされる。
晃子の出版の願いを叶える為、家族の反対を聞き入れず、病床の晃子と二人三脚で本を完成させる。

内田真人…柴俊夫

内田真人…柴俊夫

晃子の主治医。妊娠中にガンが発覚した時、医師として、晃子の母体を優先する事を勧めるが、熱意に負け、出産に協力する。 その後も、医師として毅然とした態度で接するが、心の奥底では晃子や美津子、亮太の事を人一倍気に掛け、晃子の「本の出版」という夢を、治療という面で手助けしていく。

山口肇・・・泉谷しげる

山口肇・・・泉谷しげる

かまぼこ会社の社長。亡くなった父の友達。晃子が子どもの頃から知っている。 情が深くて良い人だが、決定的に空気が読めない所があり、時にその場を凍りつかせる。 いらんこと言いだが、愛嬌がよく、憎めない人物で、亮太とも意気投合してしまう。
地域の名士で顔が広く、晃子の出版を実現するべく、知り合いの編集者にお願いをする。

中井美津子・・・十朱幸代

中井美津子・・・十朱幸代

晃子の母。晃子が幼い頃、夫と死別。看護師として働き、二人の娘を育てた。
ハッキリとしたモノ言いをする性格で、マイペースな意地っ張りのため、素直になれない。 娘を愛するがゆえに、ズケズケと口出ししてしまうせいで、晃子とはいつも喧嘩になってしまう。
貧乏、職なし、頼り無しな亮太と結婚する、という晃子に最後まで反対した。 ガンにもかかわらず、晃子が出産する、と言った時も猛反対したが、産まれた孫、柚莉亜には深い愛情を注ぐ。