多くの方が「ギモン」に思っている身近な不思議を徹底調査。時間をかけて視聴者が「納得」できる結果を導き出します。

2018年1月31日(水)

全力リサーチ「世代ギャップ！プリントシール今昔物語」

今回の全力リサーチは
世代で流行が違う!?プリントシールの今と昔を徹底調査！

まずはプリントシールの歴史をおさらい

安室奈美恵さんの真似をする「アムラー」が急増した1995年、
プリントシール機の元祖・プリント倶楽部が誕生。その爆発的な人気から、
続々と機種も増え、瞬く間に女子たちのハートをわしづかみにしました。
しかしこの頃はまだ、フレームも一種類で、加工もない時代でした。

浜崎あゆみさんがカリスマとなった1999年頃には美白がブームに！
その流れに乗り、プリントシールも白く飛びまくっていました。
また、カメラの画角が広がり、ラクガキ機能が進化したのもこの頃から

益若つばささんを筆頭にギャルブームの2007年には
プリントシール業界で、ある異変が起きたんです！
それは「目ヂカラ」をテーマにした機種が大ヒット
そのブームにのり様々なメーカーが加工に乗り出し、加工合戦を展開！
盛りに盛ったデカ目の時代へ突入しました。

しかしギャルたちから、
「ちょっとやりすぎじゃない？」の声が噴出し、加工合戦は終了。

そして現在!
丸栄にあるプリントシール機専門店「ガールズミニョン」を覗いてみると。
何やら長～い行列ができている機種を発見！
その機種は去年11月登場、コレカワこと「これ以上可愛くなってもいいですか」
そんな人気ナンバーワンのプリントシール機を作っているのは
フリュー株式会社
年間9台の機種を開発し、業界シェアはなんと8割！

この機種はただ撮るだけで涙袋はぷっくり、唇はツヤツヤ！
アイラインを引いて、目の印象を変えたり･･･
くっきりとした二重幅をつける、整形級の加工もできるそう。
利用者から自分好みに盛れると話題になり、
現在プリントシール機市場で売上トップ！

そんなコレカワに元祖プリ世代が挑戦！
10年以上ぶりという二人の主婦がブースに入り、撮影スタート！
しかしスピード感に圧倒され･･･
ラクガキでは、選択肢の多さに混乱･･･
名前を入れるのが精一杯のようでしたが･･･なんとか完成。

現役と元祖の流行を比較!
まずは元祖プリ世代の定番といえば、撮影後のラクガキ。
一方、現役プリ世代はほぼラクガキなし
その理由が画像のデータをスマホに送り、アプリで加工しているんだとか。

また、現役プリ世代の流行ポーズを聞いたところ･･･
ほほに手を添える虫歯ポーズ、
重ねた指をハートに見立てる指ハートポーズなどが流行！

一方、元祖プリ世代は！？
手のひらを内側に向けた裏ピースや
腕をのばすポーズその名も「エッグポーズ」
当時女子高生の間で大流行しました。

また当時、プリントシールがよく貼られたのが、ガラケーの電池パック。
プリントシール用の手帳やノート！友だちとの交換も多かったようです。

ちなみに現役プリ世代はシールは使わず、
財布の中に保管している女子がほとんどでした。

最新鋭の機種

フリュー株式会社ではモニターとして300人の女子が登録しており、
週一回以上、インタビューを行ってます。
そこからアイデアをもらって開発され、今デビューを待っている機種が
3月登場予定の「スー」
今までなかった、斬新なが仕上がりになるそうです。

さらに出来上がったシールが半透明なんです！
透け感のあるシールをSNS映えする撮影の小道具として使ってもらおうと開発。

誕生から23年。
プリントシールは、女子だけでなく時代の流れも映しているようです。

調査結果:(歴史まとめ)
1995年:プリント倶楽部が登場。
※フレームのみ。一種類しか選べない。台の上に乗って撮影。300円。
1999年:美白ブームにより、顔を白く飛ばす。
※鼻の形も分からなくなるくらい飛ばす。
2007年:デカ目ブーム。“盛り"が重要に。
※目だけでなく、顔の大きさ・足の細さ・肩幅の広さなど加工しまくる時代。
2018年:シールが半透明になる。SNSとのコラボ？
※SNS映えする写真を撮るための小道具として提案。
(今の女子は画像をデータで送り、SNSに投稿。シールを使わない)