これまでの旅

2022年7月3日放送

番外編 決まっててゴメン 長野・飯田市

連絡を取った上でおじゃまする「決まっててゴメン!」長野県で最も南に位置し、愛知県とも繋がりの深い飯田市を旅します。
有名な並木通りと交差する柳通り沿いにあるコミュニティバスのバス停「江戸町」からスタート。「飯田市で7年に一度行われる『飯田お練りまつり』に繰り出す『屋台獅子』の獅子幌を作っている染め物店がある」ということで『染物処 スミツネ』へ向かいます。
1850年創業の江戸時代の終わり頃から続く老舗の染め物店。迎えてくれたのは8代目の石黒拓二さん。店内に展示された染め物の種類に驚くウドちゃんに「ウドさんが想像する『獅子舞』って、どれくらいの大きさですか?」と質問。ウドちゃんが「2mくらい…?」と答えると「この辺りにある『屋台獅子』っていうものは大きいもので長さ20m、胴回り8mぐらいある」とのこと。2022年に行われたお練りまつりの記録写真を見せてもらうと、大型トラックほどの大きさにウドちゃんはビックリ!!工房に新調する獅子幌の見本があるということで見せていただくことに。フロアいっぱいに広げられていたのは今回新調する羽場地区の獅子幌。母親と奥さまが縫製担当で、なんと20mの生地を一気にミシンで縫い、それを数十回繰り返して獅子幌を縫い上げるんだそう。「そんな長いことミシン掛ける事ってありますか⁉」とビックリなウドちゃん。家族一丸となって南信州の伝統文化を守り続ける姿に大感動したのでした。

続いては「飯田市の伝統工芸『水引』がアクセサリーやオブジェに進化」したということで『RITUAL(リチュアル)』へ。古民家を改装した工房を訪れると、作家の仲田慎吾さんがお出迎え。飯田市出身だが東京で版画や水彩画などの美術を学び、2016年に飯田市に戻って創作活動を再開したそう。
最大の特徴は、本来優雅な曲線や「結び」の美しさを求める水引を曲げず、直線のまま細かくハサミで切って台座に貼り込んでいくというとてつもない手間のかかる手法にありました。
多種多様な現代の水引に触れたウドちゃんは、その不思議な美しさに魅了されるのでした。
そして仲田さんが一番大変だったという超大作を見て「何だか、時の流れの中にいるような…」というと仲田さんは「すごい!『時間』がテーマなんですよ!」と感心。気の遠くなるような繊細な作品に「こりゃあ大変ですなぁ!」と大感動。そして別れ際に仲田さんが「お土産があります…」と出してきてくれたのはなんとも可愛らしい一輪挿しの『水引ウドちゃん』。旅ゴメイラストのウドちゃんを、仲田手法で作ってくれました!花を挿すとウドちゃんの頭からお花が咲いたようなゴキゲンな作品に「こんな風に、頭から花が咲いてるように見える旅をしたいな…」と思いを馳せるウドちゃんなのでした。

ルートマップ

放送後に寄せられた旅ゴメファンの感想

  • 獅子舞があんな大きいものがあると初めて知りました、壮大な祭りが催される感じがしました。

  • 獅子舞はお祭りの日やお正月に観ていて親しみのあるものでしたが、こんな大きな獅子を見たのは初めてでした。地域によって面白い伝統行事がありますね。

  • 染物処スミツネさんの手掛ける屋台獅子って思った以上にデカいんですね。こういう古いモノとRITUALさんの新しいモノが混在する場所って素敵ですね。

  • 水引のアクセサリー素敵でしたね。あと絵画のような水引、素晴らしい作品ばかりでしたね。

  • ウドさんが、水引作家さんの作品を見て「時の流れを感じる」と言った作品が、時間をテーマに据えて作られていて、本当に感性が豊かな人には伝わるんだと感心しました。

インフォメーション

  • 名称:染物処 スミツネ 
    所在地:長野県飯田市小伝馬町2-3617-1
    連絡先:0265-22-1257
    営業時間:8:00~18:00
    定休日:不定休
    ※詳しくはコチラ→ https://www.sumitsune.com/

  • 名称:RITUAL
    所在地:長野県飯田市上殿岡276
    ※詳しくはコチラ→ https://www.ritual-dolmen.com/

※掲載している情報は放送時のものです。変更される可能性がございますので予めご了承ください。