これまでの旅

2021年8月1日放送

番外編 決まっててゴメン 愛知・新城市

今回も旅の情報をもとに、あらかじめ連絡を取りお邪魔する『決まっててゴメン!』

まず最初は、『鮎が滝をのぼるところを網で捕まえる』という笠網漁を見るため、豊川(寒狭川)の「鮎滝」へ。
しかしこの日はあいにくのコンディションで「今日は鮎ゼロです!」と出沢鮎滝保存会の林さん。
江戸時代の領主が住民のために許可したのが始まりとされ、川の温度や天候、水質に左右される自然任せの繊細な漁。上流で人が手を洗うだけで影響されるんだそう。
条件が整えば滝を登ろうと鮎が次々跳びはね、それを待ち構えるように網ですくう漁は全国的にも珍しく、およそ400年の伝統が今も受け継がれています。
特別に網を持って雰囲気だけ体験させてもらいました。鮎が跳ねる様子は見ることができませんでしたが、新城の伝統漁法に感心しきりのウドちゃん。

次は、見た目は松茸、でも味は椎茸という特徴を持った“松きのこ”を栽培している「鳳来寺山麓きのこ園」へ。
早速見せていただくと、「大きい!松茸みたいですね!」「でも松茸のような香りはありません。でも椎茸ともちょっと違う味なんです」とご主人。
広島のきのこ園がおよそ20年かけて椎茸の突然変異を改良した“松きのこ”は栽培がとても難しく、鳳来寺山麓きのこ園は中部地方で初めて栽培に取り組みました。今では瞬く間に売り切れるほどの人気商品なんだそう。
炭火で焼いていただき、試食をさせてもらうと、「美味しい!確かに椎茸とも違う!」と不思議な食感。独特のうまみに感動のウドちゃん!
湿度や温度の管理をしているハウス内で栽培するのですが、「本当に微妙な調整が必要で栽培が難しい」とご主人。松きのこ栽培の奥深さを知ることができました。

続いては、奥三河の杉やヒノキなど地元の素材からエッセンシャルオイルを抽出する「奥三河蒸留所」へ。
化粧品やヘアケア商品の香りの元となるエッセンシャルオイルは、植物から蒸留などで抽出された天然由来の香り成分。輸入されることが一般的ですが奥三河蒸留所は国産、特に地元奥三河の香りにこだわり、更に蒸留の体験にも力を入れた施設なんです。
「新城のハッカで今から蒸留してみますか」と阿部社長。
日本古来のハッカを新城の元小学校教師が発見し、地元住民とともに栽培した“能登瀬(のとせ)ハッカ”。町おこしの一助になればと、蒸留してエッセンシャルオイルを作っています。
「うわっ!いい香りする!優しい香り!」と、蒸留体験をしながら作業途中に感じる地元新城の爽やかなハッカの香りに感激のウドちゃんでした。

ルートマップ

インフォメーション

  • 名称:出沢鮎滝保存会
    住所:愛知県新城市出沢字的場田32-2(鮎滝)
    電話:0536-25-0620(事務局 林 道敏)

  • 名称:鳳来寺山麓きのこ園
    住所:愛知県新城市門谷木戸1-8
    電話:0536-29-9288
    ※詳しくはコチラ→https://www.houraimatsukinoko.com/

  • 名称:奥三河蒸留所
    住所:愛知県新城市能登瀬字北野23-4湯谷園地1
    電話:0536-32-0237
    営業時間:10:30~15:30
    定休日:火曜~金曜
    ※詳しくはコチラ→https://www.itajiki.jp/

※掲載している情報は放送時のものです。変更される可能性がございますので予めご了承ください。