スタッフの一言/日々スポーツ取材に励むメ~テレスポーツ部スタッフそんな彼らが取材先で感じたことをつづる

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女子アナ・フィギュアスケーターへの道

2007/12/13
今回の担当者

スポ研のスペシャル企画、「女子アナフィギュアスケーターへの道」の最終回が今週放送される。お披露目はトリノ五輪金メダリスト・荒川静香さんの前でという事で、荒川さんがアイスショーを開催している出雲市内で最終ロケが行われた。全くの素人である新人の鈴木アナは3ヶ月間、本当にがんばってくれたと思う。3ヶ月間といってもリンクを貸切り、コーチが付いての練習は5~6回程度。その他は、スケーターでごった返す大須リンクの一般滑走の中で、地道に練習を重ねていた。以前の企画で運動神経の良さを発揮した鈴木アナに今回の企画も迷わず依頼、とはいえたった3ヶ月間で果たしてどこまで映像に耐えうる演技が出来るのか? 私自身、不安だった。(鈴木アナのほうがもっと不安だったと思うが・・)ところが日を追うごとにスケーティング技術は目に見えて上がっていく。たまたま1日練習に付き添えない時があったのだが、翌日見に行くと既にシングル・トゥループジャンプをマスターしていた。こちら側もある程度の演技レベルを当初、予定していたが、やはり欲は出るもので上達するにつれレベルを上げていった。本番前日、いや直前までプログラムの細部までこだわった。

本番当日、鈴木アナは朝の生番組出演終了後、電車で6時間!!かけて出雲入り。
それだけでもぐったりな所だが、即、着替えて初めての氷で20分ほどの練習(氷は硬い柔らかいなどの差がそれぞれある)そして、演技披露となった。その模様は、今週のスポ研でご覧頂くとして、フィギュアスケートが普段テレビに映るのはいわゆるトップスケーターの素晴らしい演技ばかりである。その難しさはなかなか伝わりにくい。野球であればプロの投手が150キロ、素人が投げて90キロ。プロのすごさが分かる。そんな目線で今回、鈴木アナの演技を見ていただいてから、滑ってみたら、鈴木アナの3ヶ月間の~がんばり~を分かっていただけるかも・・・

ディレクター:K

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