スタッフの一言/日々スポーツ取材に励むメ~テレスポーツ部スタッフそんな彼らが取材先で感じたことをつづる

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スポーツ好き(ずき)って…

2007/09/18
今回の担当者

スポーツ好き(ずき)に悪い人はいないんです。

だから、
仮に、部屋のそこここに、ミットやら、ダンベルやら、バットやら、ゴルフクラブやら健康器具やらが散らばって、室内が若干雑然として見えても、
仮に、部外者にはおよそ理解不可能な、体育会系のノリ突っ込みで会話が進んでも、
仮に、深夜のスポーツ中継に、やおらテレビの前に集い、画面に向かって大いに批評、時々、たまーに応援でも、
仮に、何事にも負けず嫌いで、カラオケで歌い切れるまで『壊れかけのラ○オ』に何度トライしようとも(断っておきますが『壊れかけのラ○オ』は間違いなく名曲です)、
仮に、会議で、何の脈絡もなく、突然気の向くまま部長が小噺をして、爆笑となることがままあっても、

スポーツ好きに悪い人は、いないんです。だから、スポーツ好きが集うスポーツ部に加入できた私は、大変幸せです。申し遅れました、9月より新規加入しました。

スポーツ好きは自由人というか、豪放磊落というか、スポーツ部には大変自由な空気が漂っています。
と、ここまで書いて思い出したことが…。

今や反町ジャパンのエースとなっている平山相太選手。かつて、アテネ五輪代表に飛び級で初召集され、メディカルチェックのために長崎から上京した時のこと。当時は国見高校サッカー部員で、羽田空港の到着ゲートに現れた平山選手は制服姿、そして、手ぶら。何も持っていない。荷物は?「ありません」。手ぶらできたの?「はい」。ええっと、下着とかは?「ありません。替えなくても明日くらいなら大丈夫」。まさかお金はちゃんと持ってきているよね?「あ、数千円は入っています」。本当に何も持ってこなかったんだねえ?「いえ、洗顔フォームは持ってきました。気になるんで」。そう言って、制服ブレザーのポケットから洗顔フォームを取り出した。おい、他に気にするものがあるだろう!心の中で突っ込みを入れたっけ。

やっぱりスポーツ好きは、どこか器が違うんです。
あ、ちなみに、スポーツは好きですが、私は凡人です。よろしくお願いします。

アシスタントディレクター:A

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