スタッフの一言/日々スポーツ取材に励むメ~テレスポーツ部スタッフそんな彼らが取材先で感じたことをつづる

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アスリート精神

2007/06/19
今回の担当者

入社以来スポーツ一筋だった私。
今回の人事異動でスポーツ部を去ることになった。12年目にして人生初の異動を迎える。しかも、次の部署は全く種類の違う仕事。
この「転機」が私にとって大きな経験となりプラスとなると信じているが「不安」がつきまとう…「自分は大丈夫なのか」「自分はやれるのか」

だが、これまで取材させてもらったアスリート達に異動の話を告げるとこんな話をしてくれた。
 アスリートA 『選手が同じ練習を続けることは当然大事です。積み重ねが結果となるのです。しかし、それらを全て壊してまっさらになることも必要なんです。違う競技をやってみることでヒントを得ることもありますし、違う角度から自分の競技を見つめることができます』
 アスリートB 『ボクらは「変わる」って難しいんですよ、怖いですからね、でもそれをしないと前に進めないんですよ、向上心がなくなったら終わりですからね』
 アスリートC 『乗り越えられた時に大きな成長となるのです、だから自分を信じて前向きに行けばいいですよ』

分かってはいたけど、世界のトップで戦う彼らに言われると…ずっしり心に響く。そして同時に自分に問いかけている。果たして私は日々戦っていたのか?流されてはいなかったのか?向上心はあったのか?

たくさんのアスリート達に支えられてきたこの11年間。かけがえのない日々を過ごした11年間。私は「アスリート」ではないがスポーツ部で培った「アスリート精神」を持ち続けたい。

ディレクター:A

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