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コントロール

2007/12/08放送

見事53年ぶりの日本一に輝いた中日ドラゴンズ。快挙達成の要因のひとつとなったのが第1戦で先発したエース川上憲伸投手のピッチング。川上投手は1回にセギノール選手にホームランこそ許したものの「抜群のコントロール」を武器に8回までに打たれたヒットはわずかに2本と日本ハム打線を完全に抑え込みました。そしてこの時得られたデータがその後の勝利に大きく貢献したといわれています。

そこで今回は「コントロール」を研究することに。ピッチャーにとって永遠のテーマともいえるコントロールを良くするにはどうすればいいのか。

協力してくれたのは2年連続2ケタ勝利を挙げ今やチームを代表するピッチャーとなった中日ドラゴンズの朝倉健太投手です。

まずは、草野球でもピッチャーを務める伊集院所長がおなじみの的当てゲームに挑戦しますが、当然ボールは狙い通りにはいきません。

そこで朝倉投手が独自のコントロール術を教えてくれました。それは「インコース高目とかをピンポイントでは狙わない」というもの。ピンポイントで狙いすぎるとその分プレッシャーも大きくなり、逆に真ん中に甘く入ったり、逆球になる可能性があるというのです。

では、朝倉投手はどのようにして狙っているのか?

「例えばインコースの高目に投げたいと思ったら高低は置いといて、コースの縦のラインだけは外さないようにする。その時に、ラインよりさらにインコース側に投げてしまってボールになってもOKと考える。」

つまり、投げ損なってボールが、逆球や甘く入らない事を強く意識して投げているのです。朝倉投手は去年からこのように考え、見事2年連続で2ケタ勝利を記録するなど結果を出しています。もちろん完璧にコースを投げ分けることができればそれが最高ですが、それだけのコントロールを身に付けるには当然、厳しい練習と長い時間が必要となります。朝倉投手によれば「狙い方」つまり意識を変えるだけで失投を減らすことができ打たれる確率が低くなる。つまり「コントロールが良くなる」そうです。朝倉投手からのアドバイスです。

朝倉投手のコントロール術

投げる時に狙った所から目を切らない。ピンポイントで狙わず、コースをラインで狙う。その時、甘く真ん中寄りにだけは行かないようにする。ラインより厳しいコースでボールになるのはOK。