研究コーナー/スポーツにまつわる伝説や言い伝え、些細な疑問までを徹底検証します。

157

ライフセービング

2007/08/18放送

海などの安全を守るライフセーバー。ビーチでは一見華やかに見える存在だが、その裏には、溺れている人を迅速かつ正確に救助するための日々たゆまない訓練が繰り返されている。自らの力で泳ぐことはもちろん、様々な機材を使って一刻も早く溺者を救助する。レスキューチューブ・レスキューボードなどはその代表的機材である。また、日ごろの訓練技術をより向上させるための色々な競技会も開催される。もっとも有名なのは、ビーチフラッグス。ビーチを全力で走り、20M先のフラッグを奪い合う。~ラン・スイム・ラン~ビーチを200M走り、海で240M泳ぐ、さらにビーチで200M走り、そのタイムを競うのだ。

そこで今回のスポ研は新人女子アナ・鈴木しおり研究員がその競技に挑戦した!まずはレスキューボード。最初は数十メートル進むだけでも腕がパンパンとなり疲れてしまった鈴木アナだが、ライフセーバーの堀尾さんに指導を受け再びチャレンジ。先程とは見違えるようにボードは波に乗りスムーズに進んでいった。

レスキューボード

ボードの細い部分・後方から一気に乗る。水中に入れるのは、ひじの部分まで。あまり深く入れるとバランスが悪くなる。手の形は水を掴みやすいよう少し広げる風が強いときは、風上に向かって進む。目標と離れる場合はカーブを描くように進む。

続いてはビーチフラッグス。陸上競技は得意という鈴木アナ(50M 7秒4)は無謀にも男性のライフセーバーに挑戦したが、あえなく惨敗…そこでビーチフラッグスのコツを教えてもらった。

ビーチフラッグス

手をあごの下で合わせて、笛と同時に一気に押す。下半身も同時に捻り、ゴール方向へ走る。足の使い方は、ひざを高く上げ、かかとからではなく、つま先から接地する。足の指は少し広げ、砂を掴みやすいようにする。

練習でコツを掴んだ鈴木アナ、今度はビーチフラッグスは初めてながらも、現役の女性ライフセーバーとの対決。互角のスタート、そのまま2人は並んでゴールへと飛び込んでいった。わずかタッチの差で女性ライフセーバーの勝利。実はフラッグ取りのコツを聞いていなかった鈴木アナは無念の敗北となってしまった。

スポ研的結論

ライフセーバーの使命は未然に事故を防ぐこと数多く救助した者が優秀ではなく、海を利用する人たちが安心できる環境をつくることが重要である。