研究コーナー/スポーツにまつわる伝説や言い伝え、些細な疑問までを徹底検証します。

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スケートリンク

2007/05/19放送

今やフィギュア王国と呼ばれる名古屋。世界のトップスケーターを次々と生み出し、競技人口も増加の一途を辿っている。しかし、それにつれ、ある問題が…!!それは、練習場所の不足。

名古屋に、一年を通じて利用できるリンクは、2つしかなく、選手達は練習場を確保するのに苦労している。しかし!!新しいスケートリンクが新たに2つも誕生した!!

愛・地球博記念公園にオープンしたスケートリンク。そして、5月19日にこけら落としが行なわれる中京大学のスケートリンク。こちらは、フィギュアスケート専用のリンクになっている。

他のリンクとの違いは…氷の硬さ!スケートリンクは、フィギュアスケートの他にも、様々な競技で利用されるのだが、その競技によって、最適な氷の硬さがあるという!

例えば、スピードスケートは、-8℃~-6℃と一番硬め、フィギュアスケートは、-4℃~-3℃で柔らかめの氷が一番良いという。

氷の硬さは、フィギュアスケートの演技に、どういう影響を及ぼすのだろうか??
ジャンプする時。氷が硬いと、しっかと踏み込むことができるのだが、柔らかい場合は上手く踏み切りできない。
着氷する時。硬いと着氷の時に弾かれてしまうことがある。柔らかいとクッションになり、降りやすいと言われる。

選手達は、演技する氷の特徴を素早く判断し、微妙な氷の硬さに合わせ、ひざの使い方や力の入れ方などを調整しなければならない。逆に、それができるスケーターが、また一歩勝利へと近づくのだ。そして、5月19日にオープンした中京大学のフィギュア専用リンク「オーロラリンク」
完成するまでを追跡した!

まず、何もない状態のリンクに、鉛筆程度の太さのチューブをぎっしりと敷き詰めていく。長さは、なんと83.762km。マラソンの2倍!!このチューブには、-10℃の液体が流され、リンクを冷やすために使われる。次に、チューブの周りに砂を敷き詰めていく。こうすることで、全体を均等に冷やす効果があるという。ここまでの厚さは、2.5cm。そして、この砂の表面を白くペイント。そして、水を撒いて凍らせ、氷を張っていく。この作業を繰り返し、1mmの薄い氷を何層にも重ねる。薄い氷を重ねることで、亀裂が入った時に、一度に下まで割れるのを防ぐ役目もあるという。氷の厚さが、5.5mmになるまで繰り返す。かかる期間は、およそ1ヶ月。そうして、スケートリンクが完成!!

中京大学のスケートリンク、通称オーロラリンク。特徴は、ハイテク設備の数々。音響面では、選手がインカムをつけることで、音楽やコーチからの指示を自分だけが聴きながら練習することができる。さらに、選手のジャンプ指導に使われるハーネスも。映像面では、定点カメラを4角に配置し、自動的に選手を撮影。選手の動きを分析することもできる。中京大学の選手達は、これだけの設備の中で練習することができる。

スポ研的結論!
新しく誕生した2つのスケートリンクが、名古屋、そして、日本のフィギュア界を最強にする!!