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ホームランの打ち方

2006/05/13放送


突然ですが皆さんはホームランを打ったことがありますか。
もちろん草野球でよくあるランニングホームランではなく、フェンスを越える正真正銘のやつ。なかなか打てませんよねー。そこで今回スポ研では誰でもホームランが打てる方法を大研究。伊集院所長をホームランバッターにするためのプロジェクトがスタートしました。
まずは、理論を極めようと運動力学に詳しい中京大学体育学部の湯浅教授を訪ねました。湯浅教授によるとホームランを打つためには様々な条件が整わなければならないとのことでしたが、今回は最も実現性が高いものに絞って挑戦することに。
その条件とは「バットでボールの中心から7ミリ下の部分を打ち、バックスピンをかけ打球の角度が25度前後になる」というもの。
練習方法としては地上から3.5メートルの高さの所に的を吊るし、5メートル離れた所からティーバッティングで的を狙います。

この状況でレベルスイングでボールの中心の7ミリ下を打てれば、打球は約25度で上がりホームランに理想的な角度とバックスピンがかかるのです。実はこの練習方法、落合博満監督が現役時代に実践していたもの。そこでさっそく伊集院所長もこの練習法を試してみることに。
さらにスペシャルアドバイザーとして元ヤクルトのホームランバッター広澤克実さんに直接指導をお願いしました。
すると、それまで飛んでも外野の定位置ぐらいだった打球がナント、ホームランにこそならなかったものの、ワンバウンドで約80メートル先のフェンスに当たるまでに。ボールの下を打つことを意識しただけで明らかに打球の飛びが変わったのです。
ホームランを打ちたいと思っている方は一度この練習方法試してみてはいかがですか。
まとめ

ホームランを打つためには打球にバックスピンと25度の角度が必要

その為にはレベルスイングでボールの中心の7ミリ下を打つ。
正確に7ミリ下でなくても意識するだけで打球の飛びが変わる。


次回予告

今回は「加圧トレーニング」を大研究。
体の一部を締め付けることで人間の体の奥に潜むパワーを引き出す画期的な新トレーニングに迫る!!
わずかな期間でパワーアップが可能なのか???あの男が1日たった10分間の加圧で2週間・・・スタジオで衝撃の結果を生み出した。一体なぜ?
伊集院所長もビックリの新トレーニングの全貌が明らかになる。

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