アスリートドキュメント/スポーツの素晴らしさは夢に向かって挑戦しつづけるアスリートの素晴らしさ。密着取材でアスリートの真実の姿を描き出します

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ドラゴンズ 岩瀬仁紀

2008/03/22放送

ドラゴンズの絶対的守護神・岩瀬仁紀。入団以来9年連続50試合以上の登板、通算防御率1.97、長年にわたり抜群の成績を残すまさに鉄腕である。
だが岩瀬は言う「鉄腕だなんて思っていません。どちらかというと皆より体は弱い方じゃないですか? でもこの9年間で自分で自分の体が分かるようになってきました。」
~直感的に体が怪我を防ぐ~
プライベートでも仲が良いエース・川上は「遊びにしても練習にしても無理をしない。でもここぞという練習はきっちりしていますね。」
全てにおいて安全だという。

岩瀬のストレートは打者の手元で微妙に変化をする、いわゆる「動くストレート」その~動き具合~がバロメーターとなっている。キャンプでのバッティングピッチャー、毎年最初の対戦バッターは井端と決めている。その井端は「ここ2~3年は、さほど動かなかったんですけど、今年は若いころに戻っていますよ。今年は強烈に動いています。」

そしてここ数年、新たな変化球にチャレンジしている。
~スプリット・フィンガード・ファストボール(SFF)~
フォークボールより球速があり縦に変化する。
「たまに投げているんですけど、今後はもうちょっと投げる機会を増やしたいんです。代わりになれば」
~代わりになれば?~
「それは言えません。野球を辞めるまでは言えないでしょうね…」

鉄腕だからここまで素晴らしい成績を残せたわけではない。
9年間過酷なポジションで培い、進化を続けてきた結果なのだ。
「いい時もあれば、悪い時もあります。1つの結果に心乱れるわけにはいきませんから、なるべく同じ精神状態でいたいなと思います。」今シーズン、前人未到の10年連続50試合以上登板に岩瀬仁紀は挑む。